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中国の新疆ウイグル自治区ではイスラム教徒のウイグル族が大勢、当局の施設に不当に拘束されて思想教育を強制されているとされ、アメリカをはじめとした国際社会から批判の声が上がっています。

政府や警察への抗議活動が半年余り続く香港では、この問題に抗議するための集会が22日午後、学生団体の主催で香港島のセントラル地区で開かれ、市民およそ千人が参加しました。

参加者らは「きょうの新疆はあすの香港だ」とか、「ウイグル族とともに立ち上がろう」と声を上げるなどして、中国政府に人権状況の改善を訴えました。

20代の女性は「香港が中国大陸のようになりそうで怖くて心配です。ウイグル族の人たちと共に自由のために闘っていきたい」と話していました。

集会は、警察の許可が出ていましたが、広場に掲げられた中国の国旗が外されたのをきっかけに、参加者と警察が衝突する場面もありました。

一方、中国政府は、教育や職業訓練を通じて、過激な思想の影響を受けた人が正常な生活に戻るのを助けているのであり、治安は改善していると主張し、アメリカなどの批判は内政干渉だと強く反発しています。

安倍総理大臣は24日に開かれる日中韓3か国の首脳会議に出席するため、午後1時すぎに政府専用機で中国に向けて羽田空港を出発しました。

首脳会議にあわせて、安倍総理大臣は23日夕方、北京で習近平国家主席と会談するほか、24日午後には韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領とおよそ1年3か月ぶりとなる首脳会談を行う予定です。

出発に先だって安倍総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し、日韓首脳会談について「日韓関係は依然として厳しい状況にあるが、現下の東アジアの安全保障環境を考えれば、日米韓、日韓の連携が重要だと認識している」と述べました。

一方で「国と国との約束は守ってもらわなければならない。日韓請求権協定は国交正常化の前提であり、日韓関係の根本をなすものだ。ムン大統領に対しては旧朝鮮半島出身労働者の問題も含めて、日本の考え方をしっかり伝えたい」と述べ、「徴用」をめぐる問題で事態の打開に向けた対応を求める考えを強調しました。

また韓国の国会議長が「徴用」をめぐる問題の解決に向けて、両国の企業や国民から寄付を募るなどとした法案を提出したことについて、安倍総理大臣は「他国の立法府の議論なのでコメントは控えたいが、日韓関係を健全なものにするために韓国側には行動をとり、きっかけをつくってもらいたい」と述べました。

日中韓3か国の首脳会議に出席するため中国を訪れている韓国のムン・ジェイン大統領は23日、北京の人民大会堂でおよそ1時間にわたって習近平国家主席と首脳会談を行いました。

韓国側の発表によりますと、この中で習主席は朝鮮半島の緊張した状況を心配する人々が多い。中韓両国はアメリカと北朝鮮の対話が続くようにするため、力を合わせなければならない」と述べました。

これに対しムン大統領は米朝間の対話のモメンタム・勢いをいかすことが何より重要だ」と強調し、非核化をめぐるアメリカと北朝鮮の対話を持続させることが重要だという認識で一致しました。

また、貿易をめぐる中国とアメリカの対立について、習主席は「協力すればみなに利益が、闘えばみなに傷が残る。衝突せずに柔軟に対処していこうと思う」と述べ、ムン大統領は「両国が建設的な対話で円満に解決されるよう願う」と応じたということです。

さらにムン大統領が、早期の韓国訪問を要請したのに対し、習主席は謝意を表し、積極的に検討すると答えたとしています。

日本、中国、韓国の3か国による首脳会議に出席するため、安倍総理大臣は日本時間の午後4時半すぎ、政府専用機で中国に到着しました。

このあと安倍総理大臣はことし6月のG20大阪サミット以来となる習近平国家主席との首脳会談を行うことにしています。

会談で安倍総理大臣は来年春の習主席の国賓としての日本訪問に向けて、新しい時代にふさわしい日中関係の構築について意見を交わしたい考えです。

またアメリカとの非核化交渉の期限とする年末を前に、挑発的な姿勢を強める北朝鮮情勢のほか、沖縄県尖閣諸島周辺を含む東シナ海などの海洋安全保障の問題や、抗議活動が続く香港情勢などについても意見を交わすものとみられます。

安倍総理大臣は24日、四川省成都で開かれる日中韓3か国による首脳会議に出席するほか、韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領とおよそ1年3か月ぶりとなる首脳会談を行うことにしています。

中国を訪れている安倍総理大臣は、24日の日中韓の3か国による首脳会議を前に、北京で日本時間の午後6時ごろから、およそ45分間習近平国家主席と首脳会談を行いました。

会談で、両首脳は、来年春の習主席による国賓としての日本訪問を円滑かつ有意義なものとなるよう引き続き努力していくことで一致しました。

そして、安倍総理大臣は、「日中両国は、地域や世界の平和や安定にともに大きな責任を有しており、ともに責任を果たすという意思を内外に明確に示したい」と述べるとともに、現在の日中関係の改善の流れを一過性のものにせず、たゆまない交流を継続する決意を示しました。

また、両首脳は、北朝鮮アメリカとの非核化交渉の期限とする年末を前に、挑発的な姿勢を強めていることを踏まえ、意見を交わし、日中両国の共通の目標である朝鮮半島の完全な非核化に向けて連携していくことや国連安保理決議の完全な履行の重要性を確認し、安倍総理大臣からは、拉致問題の早期解決に向けた支持を求めました。

また、習主席は、安倍総理大臣に対し、中国とロシアが国連の安全保障理事会に提出した北朝鮮への制裁の一部を緩和するよう求める決議案への支持を求めたということです。

また、沖縄県尖閣諸島周辺海域を含む東シナ海の問題について、安倍総理大臣が「東シナ海の安定なくして、真の日中関係の改善なし」という考えに基づいて、中国側の対応を強く求め、両首脳は、東シナ海を「平和・協力・友好の海」とするため、防衛当局間の海空連絡メカニズムなど海洋安全保障分野の取り組みを進めることを確認しました。

さらに、安倍総理大臣は、抗議活動が続く香港情勢について、大変憂慮していると伝えたうえで、1国2制度のもとでの自由で開かれた香港の繁栄が重要だと指摘したほか、新疆ウイグル自治区を含む中国国内の人権状況を踏まえ、中国政府が透明性をもった説明を行うよう働きかけました。

さらに、安倍総理大臣は、拘束されている日本人の早期帰国や日本産食品に対する輸入規制の早期撤廃などの問題について、中国側の速やかな対応を求めました。

安倍総理大臣は24日、四川省成都で開かれる日中韓3か国による首脳会議に出席するほか、韓国のムン・ジェイン文在寅)大統領と、およそ1年3か月ぶりとなる首脳会談を行うことにしています。

中国の習近平国家主席は、安倍総理大臣との首脳会談で安倍総理大臣の日中韓首脳会議への出席を歓迎します。両国はともに努力してこの1年、関係を発展させてきた。6月にはG20大阪サミットで首脳会談を行い、新しい時代の要求に合った両国関係を築き、ともに新たな未来を切り開いていくことで一致した」と述べました。

そのうえで「いま、両国の関係は重要な発展の機会にさしあたっており、安倍総理大臣と密接な意思疎通を保ち、政治のリーダーシップを強め、両国の関係が新たな段階に向かうことを望んでいます」と述べました。

さらに習主席は「今回の日中韓首脳会議は重要な意義があり、積極的な成果が得られ、協力の水準をさらに高めることを期待している。東アジア地域の協力を強め、アジアや世界の繁栄と発展を実現するため、新たな活力を注ぎ込みたい」と述べました。

また、国営の中国中央テレビによりますと、習近平国家主席安倍総理大臣との会談で「われわれは、グローバルな視野や思考を堅持して両国関係を築いていき、互いを尊重し、双方の利益にかなう新たな枠組みを構築しなければならない」と強調しました。

そのうえで「双方は『協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』という共通認識を実践し『競争から協調へ』という精神で両国関係を終始、正しい軌道のもとで発展させていかなければならない」と述べ、日中関係のさらなる改善に意欲を示しました。

さらに習主席は「文化や旅行、教育分野での交流を強化し、青少年の双方向の交流を促すほか、東京オリンピックや北京の冬のオリンピックの開催を互いに支持し、両国の国民の友好の基礎を固めていくべきだ」と述べ、幅広い分野で協力を強化したい考えを示しました。

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