https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

サンマ 記録的な不漁で食卓にも影響 NHKニュース

北海道沖のサンマ漁は例年なら今が最盛期ですが、今シーズンは水揚げ量が去年の半分以下と、記録的な不漁となっています。品薄感から取引価格が去年の1.5倍になり、食卓にも影響が出ています。

サンマの不漁の原因について、専門家は海水温の上昇が影響していると指摘しているほか、中国や台湾などの船が北太平洋上の公海で行っているサンマ漁が一因だという見方も出ています。
今シーズン、サンマが不漁となっている原因について、サンマの資源の状況に詳しい釧路水産試験場の稲川亮研究主任は「ことしは北海道東部の沖に、例年に比べて1度ほど水温が高い海域があり、冷たい水を好むサンマの群れが三陸沖に向かって南下するコースが沖合にずれ、近づかなかったためではないか」と指摘しています。
一方、小型のサンマが多い点については、原因ははっきりしないものの「餌となるオキアミが少ないことが関係しているのではないか」としています。
このほか専門家や漁業関係者からは、韓国や中国、それに台湾などの船が、北太平洋上の公海で、日本に近づく前のサンマをいわば「先取り」している影響があるという指摘も出ています。今後の見通しについて稲川研究主任は「原因は特定されていないが、平成22年以降、日本近海のサンマの資源量はよくない状況が続いている。こうした状況は来年以降も続くおそれがある」と指摘しています。