日本政府観光局によりますと、ことし1月から先月までに日本を訪れた外国人旅行者は、去年の同じ期間に比べて48.8%増え、推計で1448万7600人となりました。これにより、ことしの外国人旅行者は、去年1年間の1341万3467人を早くも上回り、過去最高を更新しました。
国や地域別では、中国からの旅行者が最も多く、去年の同じ期間より2倍以上増えて383万8100人、次いで韓国からが43.1%増えて285万5800人、台湾からが30.7%増えて277万1100人となっています。
外国人旅行者が急増しているのは、円安傾向が続いていることや、中国人向けビザの発給要件が緩和された効果が出ていることなどが主な要因です。
一方、先月1か月間に日本を訪れた外国人旅行者は、推計で去年の同じ月より46.7%増えて161万2300人となり、9月として最も多かった去年の109万9102人を大幅に上回りました。
日本政府観光局では、中国経済の減速による影響は今のところ見られず、今後も外国人旅行者の増加が期待できるとしています。