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上海 株価急落 新制度発動で取り引き打ち切り NHKニュース

ことし最初の取り引きとなった4日の中国・上海の株式市場は、4日に発表された中国の製造業に関する経済指標が市場の予想よりも大幅に悪化したことなどから売り注文が相次ぎ、午後に入って株価は大きく値下がりしました。
これを受け、4日から新たに導入された株価の急な変動を抑制する「サーキットブレーカー」と呼ばれる制度が発動され、15分間取り引きを停止しました。ところが取り引き再開後も株価は下落を続けたため、本来の取り引き終了時間の1時間半ほど前に4日の取り引きを打ち切りました。
この制度は、去年上海の株式市場で株価が乱高下したことから導入され、基準となる株価指数が、前日の終値と比べて1日で5%以上変動した場合には15分間、7%以上変動した場合にはその日の取り引きを停止するというものです。
4日は、この株価指数が去年の年末に比べて5%と7%をそれぞれ超えて下落し、新制度が早くも初日に発動される展開となりました。この結果、上海市場は、代表的な株価指数である「総合指数」の終値が3296.66ポイントと、去年の年末より6.85%下落して取り引きを終えました。
市場関係者は「製造業に関する経済指標の悪化などから中国経済の減速が改めて強く意識され、売り注文が相次いだ」と話しています。