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日銀:春闘に失望強める、物価見通し再度の下方修正検討−関係者 - Bloomberg

「高水準の企業収益と労働需給のひっ迫からすると、賃金上昇はやや鈍い」と黒田総裁は国会で15日答弁した。関係者によると、こうした懸念は日銀内で共有されつつある。賃金交渉が不発に終われば2%物価目標の実現に不可欠な期待インフレ率の上昇にも黄信号がともる。日銀は29日に公表する新たな展望リポートで、物価見通しをさらに下方修正し、2%の達成時期を再度先延ばしすることを検討している。

第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは15日付のリポートで「1人当たり賃金の上昇率が思いのほか鈍く、今年の春闘賃上げ率も昨年から鈍化が見込まれるなど、日銀が重要視してきた賃金インフレにも疑問が投げかけられている」と指摘。4月の追加緩和をメインシナリオとしているが「1月に追加緩和があっても不思議ではない」としている。


ゴールドマン・サックス証券の馬場直彦チーフエコノミストは16日付のリポートで、4月の追加緩和が標準シナリオとしながらも「日銀は春闘に対して非常に強い期待を抱いており、企業のインフレ期待を高めるために、春闘の議論が本格化する直前の1月末会合で、何らかの行動を起こす可能性を完全に排除しない」としている。


シティグループ証券の村嶋帰一チーフエコノミストは15日付のリポートで「現時点では、今年の春闘の賃上げ率は昨年よりやや低くなるとみられる。日本労働組合総連合会(連合)によると定期昇給を除く平均賃上げ率は2014 年が0.38%、2015 年が0.69%だった。今年の春闘では0.6%程度が予想される」という。

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