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甘利大臣「託された職務を全うしていく」 NHKニュース

この中で、甘利経済再生担当大臣は、みずからの事務所が建設会社から現金を提供されたなどと報じられたことについて、「必要な調査をきちんと行い、事実を確認のうえ、国民に疑惑を持たれないよう、私自身がしっかりと説明責任を果たしていく」と述べました。
また、甘利大臣は、「進退については早めに潔く決断すべきだ」と問われたのに対し、「託された職務を全力で全うしていく」と述べました。
一方、甘利大臣は、「現金を受け取ったかどうか記憶があいまいであること自体にわかには信じがたい」と指摘されたのに対し、「週刊誌報道の内容には、私の記憶とは異なる部分があり、慎重に確認を重ねる必要があると考えている。そうした趣旨から『記憶を整理したい』と申し上げた」と述べました。
そして、甘利大臣は「客観的な目も含め必要な調査を行い、事実を確認のうえ、国民に疑惑を持たれないよう、しっかりと説明責任を果たす必要がある。まず、私のことに関しては本日にも会見を開き、これまでの調査結果をご説明したいと考えている」と述べました。

甘利経済再生担当大臣の事務所が建設会社から現金を提供されたなどと報じられたことを受け、自民党の各派閥の会合などでは、甘利大臣の夕方の記者会見を見守るべきだという意見や、引き続き政権の重要課題に取り組んでもらいたいという意見が出されました。
このうち、細田幹事長代行は「あいまいな情報をもとにコメントせず、虚心に甘利大臣本人の説明を聞くべきで、判断するのは政府だ。『自分の選挙に影響するのでは』と心配する人は、選挙が弱い人で、『自分はどんなことがあっても選挙に勝つ』という人だけが議員として残っていることを肝に銘じてほしい」と述べました。
また、石破地方創生担当大臣は「来週にかけていろいろな動きがあろうかと思うが、動揺せずに粛々とやっていきたい」と述べました。
このほか、河村衆議院議院運営委員長は「TPP=環太平洋パートナーシップ協定の最後の詰めの段階の交渉が残っており、甘利大臣には大事な役割を果たしてもらいたい」と述べたほか、逢沢元国会対策委員長も「TPPや経済を担当する大切な立場なので、胸を張って堂々と重要閣僚として仕事を継続してもらいたい」と述べました。
一方、山東参議院副議長は「政治家の出処進退は、まわりがうんぬんすることではなく、あくまでも、みずから判断するべきだ」と指摘しました。

甘利大臣 現金受け取り認め閣僚辞任を表明 NHKニュース

甘利経済再生担当大臣は、みずからの事務所が千葉県の建設会社から現金を提供されたなどと、先週、報じられたことを受けて、みずからが関わったとされている点について説明するため、午後5時から内閣府で記者会見しました。
冒頭、甘利大臣は、「私を巡る今回の週刊誌報道の件で、国民の皆さまにご心配をおかけしていることにつきまして、深くおわびを申し上げる」と述べました。
そして甘利大臣は、「デフレから脱却し、強い経済を実現するためには、新年度予算案および重要関連法案の、一刻も早い成立こそが求められており、その阻害要因となるものは、取り除いていかなければならない。私もその例外ではない」と述べました。
そのうえで甘利大臣は、「国会議員として、秘書の監督責任、閣僚としての責務、および政治家としての矜持に鑑み、本日ここに閣僚の職を辞することにした」と述べ、今後の国会審議への影響などを考慮し、閣僚を辞任する意向を明らかにしました。
一方、甘利大臣は、平成25年11月に大臣室で、また、おととしの2月に神奈川県大和市のみずからの事務所で、それぞれ建設会社の関係者と面会した際、いずれも50万円の現金を受け取ったことを認めたうえで、政治資金として処理されていると説明しました。
また、甘利大臣は、平成25年8月に神奈川県大和市のみずからの事務所で、秘書が建設会社の関係者と面会し、現金500万円を受け取ったことを認めたうえで、このうち200万円は適切に会計処理したものの、残りの300万円は秘書が使ったと説明しました。

週刊文春は「総務担当者はURから補償金が得られたお礼として3年前に秘書に500万円を渡した」と報じています。
甘利大臣や元秘書の政治団体政治資金収支報告書には、この500万円のうち、200万円について記載されていますが、残りの300万円については記載がありません。
これについて甘利大臣は会見の中で、秘書が弁護士に説明した話として、「秘書は総務担当者から合わせて500万円を受け取りこのうち100万円を政治献金として処理した。残りの400万円は事務所と相談して判断することになった」と説明しました。
そして「事務所で相談した結果、400万円を返そうとしたが、総務担当者から『自由に使ってくれ』と言われたため、このうち100万円は元秘書の政治団体への寄付に回すことになり領収書を渡した」と述べました。
そのうえで「残りの300万円は総務担当者に返せず自分の机の引き出しに保管していたが、日頃から自腹での支出も多く負担が大きかったので誘惑に負け、この300万円は使ってしまった」と述べました。

甘利経済再生担当大臣は、千葉県白井市の建設会社の社長や総務担当者から大臣室や地元事務所でみずからが受け取ったと週刊誌で報じられた合わせて100万円について、28日の会見で、現金の受け取りを認めたうえで、時期が遅れたが、政治資金収支報告書に記載したと述べました。
このうち3年前の平成25年の11月に大臣室で受け取ったと報じられた50万円について、甘利大臣は「菓子折の紙袋をもらったが、社長らが退出後に、秘書から中にのし袋が入っていると報告を受けた。政治資金としてきちんと処理するよう指示した」と述べました。
さらにおととし2月に地元の大和事務所で受け取ったと報じられた50万円については、「総務担当者が以前、大臣室を訪問させてもらったお礼と病気の快気祝として事務所を訪れた。その際、会社の敷地から産業廃棄物が出て困っているという話しをされ、その後、菓子折の入った紙袋と封筒を受け取った」と述べました。
そのうえで「大臣室訪問の謝礼と病気を克服して頑張れという政治活動の応援の趣旨だと受け取り、秘書に対して封筒に入っていた現金を適正に処理するよう指示した」と述べました。
そして大臣室と地元事務所でみずから受け取った合わせて100万円について、秘書から聞き取った結果として、「大和事務所で受け取った3日後にまとめて受け取ったとして政党支部政治資金収支報告書に記載した」と述べ、記載が遅れた理由については「大臣の病気で事務所が慌ただしかったためで、領収書は建設会社に送付した」と述べました。