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民主 7州でクリントン氏 共和は7州でトランプ氏 NHKニュース

スーパーチューズデーは、民主・共和両党それぞれ11の州で一斉に予備選挙や党員集会が行われ、アラスカ州を除いて結果が出ています。
このうち野党・共和党では、過激な発言を繰り返すトランプ氏がジョージア州アラバマ州のほか、テネシー州マサチューセッツ州バージニア州バーモント州、それにアーカンソー州の合わせて7つの州で勝利し、指名獲得に一歩近づきました。
トランプ氏は記者会見で「私は人々をまとめる人だ。みんなを1つにしたいし、そうすれば誰もわれわれを負かすことはできない」と述べて、早くも本選挙を見据え、民主党クリントン国務長官との対決姿勢を鮮明にしました。
また、保守強硬派のクルーズ上院議員が地元のテキサス州オクラホマ州で勝利したほか、若手のホープとされるルビオ上院議員ミネソタ州で勝利し今回の候補者選びで初勝利を果たしました。
アメリカメディアによりますと、残るアラスカ州では集計率90.2%の時点で、クルーズ氏が36.4%の票を獲得したのに対し、トランプ氏が33.6%、ルビオ氏が15%などとなっています。


一方、与党・民主党では、女性初の大統領を目指すクリントン氏がジョージア州バージニア州のほか、アラバマ州テネシー州アーカンソー州テキサス州、それにマサチューセッツ州の合わせて7つの州で勝利し、指名獲得に一歩近づきました。
これを受けてクリントン氏は演説し、「私たちは壁を作るのではなく、労働者や子ども、女性、黒人の家族が直面している障壁を一丸となって打ち砕き、その力を引き出していく」と述べました。
また、格差の是正を前面に掲げるサンダース上院議員は地元のバーモント州のほか、オクラホマ州コロラド州、そしてミネソタ州の合わせて4つの州で勝利しました。


民主・共和両党の候補者選びは、フロリダ州などで予備選挙が行われる今月15日に次のヤマ場を迎えます。

#米大統領選 #トランプ


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#ヒラリー

トランプ氏 政治的な関心は約30年前から NHKニュース

共和党で7つの州で勝利した不動産王のトランプ氏が大統領を目指す政治的な関心を見せ始めたのは、およそ30年前の1987年にさかのぼると言われています。


41歳だったトランプ氏は、この年、9万ドル余りを投じ、「ニューヨーク・タイムズ」などアメリカの有力紙3紙に自分の主張を記した全面広告を出し、注目を集めました。
この中でトランプ氏は「日本やほかの国々に防衛の対価を支払わせろ。防衛費を自分で支払える国々を守るためにかかっている負担を取り除き、アメリカ経済を成長させよう」と訴えているほか、「アメリカは安全保障に貢献しない同盟国のために彼らの石油を積んだ船を守っており、世界はアメリカの政治家たちをあざ笑っている」と既存の政治家たちを批判しています。
この同じ年には大統領選挙への立候補を検討したとも、一部のメディアで報じられています。
その後、トランプ氏は政治への関わりを強め、2000年には第3の政党「改革党」から大統領選挙に立候補しますが、途中で断念します。そして、ヒラリー・クリントン氏を含む民主党の政治家に多額の献金を繰り返すなど、民主党に傾倒していきます。
しかし、2012年に行われた前回の大統領選挙では、共和党からの立候補を一時模索するなど、次第に共和党よりの姿勢を見せていきます。
そして去年6月、共和党の指名獲得を目指し大統領選挙への立候補を表明しましたが、改革党、民主党共和党と転々としたことから、共和党主流派の間ではトランプ氏が大統領候補になることに根強い反発があります。