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イランで国政の実権を握る最高指導者のハメネイ師は、イラン暦で新年を迎えたのに合わせて20日、北東部のマシュハドで演説しました。
イランでは、核開発問題を巡る欧米などの経済制裁がことし1月に解除されましたが、ハメネイ師は「ヨーロッパとの銀行取引などでいまだに問題が続いている」と述べ、制裁を解除したあとも、アメリカがほかの国への影響力を行使するなどして制裁の実質的な効果を維持しようとしていると非難しました。そのうえで、ハメネイ師は「譲歩か圧力の二者択一を迫るのがアメリカという国だ」と述べ、アメリカに抵抗しイスラム体制を守るためにも、制裁の影響を受けないよう生産基盤の整備を進め、経済の強化に取り組む方針を示しました。
一方、20日は、ロウハニ大統領も国営メディアを通じてメッセージを発表し、新年は5%の経済成長を目指す方針を示しましたが、アメリカなどへの抵抗姿勢は強調せず、欧米との関係を巡る指導部の中の路線の違いをうかがわせるものとなりました。