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イランの核合意をめぐっては、アメリカのトランプ前政権が2018年に一方的に離脱して制裁を再開させていて、バイデン政権は、イランが核合意を再び完全に順守すれば復帰を検討するという考えを示しています。

これについてイランの最高指導者、ハメネイ師は、7日、軍幹部を前に演説しアメリカこそがことばだけではなく完全にすべての制裁を解除しなければならない。実際に制裁が解除されたことを確認できれば、われわれは核合意を再び守る」と述べました。

さらに「この方針は絶対であり、変わらない」として、アメリカに対して制裁解除に向けた具体的な行動を求めました。

イランがウランの濃縮活動を強化するなど核合意が機能不全に陥るなか、アメリカとイランの双方が相手側に先に行動をとるようけん制しあっています。

イランは、今月下旬以降、IAEA国際原子力機関による抜き打ち査察の受け入れを停止する意向を示していて、核合意の先行きが見通せない状況が続いています。

バイデン大統領は7日に放送されたアメリカのCBSテレビのインタビューで、「イランを交渉の場に戻すために、アメリカから最初に制裁を解除することはあり得るか」と問われ、「あり得ない」と答えました。

そして、「イラン側が先にウラン濃縮を止めなければならないということか」と問われると、うなづいて、イランが先にウラン濃縮を停止する必要があるとの考えを示しました。

アメリカがイランとの核合意への復帰を検討するには、まず、イランが合意を再び完全に順守すべきだというバイデン政権の考えを改めて強調した形です。

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