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日本郵政傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命は、民間の銀行や保険会社の業務に影響を与えないよう、政令で貯金や保険契約に上限が設けられてきました。
しかし、政府の委員会が、民営化によって業績を上げて企業価値を高めていくなどの観点から上限を緩和すべきだという意見をまとめ、引き上げ幅を検討してきました。
その結果、ゆうちょ銀行の貯金の預け入れ限度額は今の1000万円から1300万円に、かんぽ生命の保険契約の限度額は今の1300万円から2000万円に引き上げることが決まり、22日、政令の改正案が閣議決定されました。限度額の引き上げは来月1日からです。
ただ、日銀がマイナス金利政策を導入した影響で国債の利回りが急低下し、ゆうちょ銀行は、銀行の普通預金に当たる「通常貯金」の金利を、先月、2度にわたって引き下げています。
ゆうちょ銀行とかんぽ生命は、厳しい金融環境のなかで、来月以降、業績の向上を目指していくことになります。