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海自の練習潜水艦 15年ぶりにフィリピン寄港 | NHKニュース

フィリピンに寄港したのは、海上自衛隊呉基地所属の練習潜水艦「おやしお」で、3日午前、2隻の護衛艦とともに南シナ海に面するルソン島のスービック地区にある港に到着しました。日本の潜水艦がフィリピンに寄港するのは15年ぶりで、港ではフィリピン海軍の音楽隊が歓迎の演奏を行って到着した自衛官たちを迎えました。
「おやしお」は全長80メートル余りの潜水艦で、平成10年に就航し、現在は、新しいタイプの潜水艦の導入に伴い練習用として使われています。今回の寄港は、若手の幹部自衛官による練習航海の一環ですが、南シナ海の領有権を巡って、中国と対立するフィリピンに潜水艦を派遣することでフィリピン軍と自衛隊の関係強化を進め、この海域で海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいもあるとみられます。
海上自衛隊潜水艦隊の吉野宏昭1佐は、「日本の周辺国による潜水艦の活動が活発化しその対応が課題となっており、フィリピンは地理的にもよりリアルな訓練を行うことができる」と話していました。
中谷防衛大臣は、高知市内で記者団に対し「南シナ海では航行の自由やシーレーン海上交通路の確保は重要であり、フィリピンとは、共同訓練など地域の安定に資する活動に積極的に取り組んできた。今後も2国間や多国間での共同訓練などを行い、連携を進めていきたい」と述べました。

フィリピンのスービック湾に寄港したのは、海上自衛隊護衛艦「ありあけ」と護衛艦「せとぎり」、それに練習潜水艦「おやしお」の3隻です。
このうち2隻の護衛艦は、哨戒機とヘリコプターの機長を目指す55人の飛行幹部候補生を乗せ、先月19日、学校がある広島県江田島を出港し、その後、「おやしお」と合流しました。今回の練習航海は、機長になる前に、艦艇での勤務や任務を学ばせるためのもので、洋上での訓練を交えながらフィリピンを目指しました。
護衛艦2隻はこのあと潜水艦と分かれてベトナムに向かい、日本の護衛艦として初めてカムラン湾に寄港する予定です。
一連の寄港について海上自衛隊は、幹部自衛官の教育とともに、フィリピンやベトナムとの親善も兼ねているとしています。
フィリピンやベトナムは、南シナ海の領有権を巡り、中国と対立しています。
海上自衛隊トップの武居智久海上幕僚長は、先月15日の定例の会見で、「特定の目的でこの地域を選んだということではないが、西太平洋地域の安全保障にとって、海上自衛隊と、フィリピンやベトナムなど各国の海軍との関係強化は必要だと認識している」と述べています。