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今月10日から2日間、広島市で開かれるG7の外相会合では、核保有国のアメリカ、イギリス、フランスをはじめ各国の外相がそろって広島市平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花するとともに原爆資料館を訪問することになっています。
アメリ国務省のトナー副報道官は5日、記者会見で、ケリー国務長官が現職の国務長官として初めて被爆地での慰霊の行事に出席することについて「第2次世界大戦で戦死したすべての人々を追悼するものであり、オバマ大統領が目指す核兵器のない世界を強調するものとなる」と述べ、核軍縮に向けたメッセージとなるという認識を示しました。
また、ケリー長官の出席についてアメリカ国内から反対の声が上がると思うかという質問について、トナー副報道官は「そうは思わない。戦後、日米は最も緊密で強固な同盟関係となり、アジア太平洋地域で平和と繁栄の時代を築いた。われわれはこれを前進させたい」と述べ、未来志向であることを強調しました。
一方、オバマ大統領が来月の伊勢志摩サミットに合わせて広島を訪問する可能性については、「それはホワイトハウスが決めることだ」と述べるにとどめました。