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イギリスのハモンド外相は10日、広島市で外相会合の議論の合間にNHKなどのインタビューに応じ、「広島は、その歴史から心に強く訴える場所で、国際社会が安全保障上の脅威に対処できなかったときに何が起こるのかを教えてくれる」と述べました。
そのうえで、「広島訪問は平和を守り、争いが制御できないほど危険な状況に発展するのを防ぐ責任があることを痛感させる」と述べて、広島での外相会合の開催は意義深いという考えを示しました。
そして、ハモンド外相は核軍縮について、「イギリスは核兵器の数を大幅に減らしており、核兵器なき世界を作ることは可能だと考えたい。すべての国がさらなる行動を取らなければならない」と述べて、各国が協調して核軍縮に取り組むことが重要だと強調しました。
また、喫緊の課題となっているテロ対策について、ハモンド外相は「情報の共有やテロ組織への資金の流入を断つことの重要性、それに航空の安全を守るために各国が協調する必要性を議論した」述べました。

広島市で開かれているG7の外相会合には、イギリスのハモンド外相のスーザン夫人やフランスのエロー外相のブリジット夫人など4人の夫人が海外から参加しています。
夫人たちは10日午後、岸田外務大臣の裕子夫人とともに広島市平和公園を訪れ、原爆資料館を見学して被爆者から被爆体験を聞きました。
続いて5人は原爆慰霊碑を訪れて、そろって花を手向け、原爆で犠牲になった人たちを追悼しました。
このあと5人は広島市にある広島女学院高校を訪れ、邦楽部の生徒たちによる琴の演奏を聞きました。そして、学校で盛んに行っている平和学習の内容について説明を受け、夫人たちはグループに分かれて生徒と交流しました。
参加した女子生徒の1人は「いろいろな話ができてうれしかったです。広島にいる間に原爆について知ってもらい、平和への思いをさらに強めてもらいたいです」と話していました。