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安倍総理大臣は会談で「伊勢志摩サミットでは、最大のテーマとなる世界経済と、テロや難民の問題への対応について、G7の結束を示し、力強いメッセージを示したい」と述べました。
これに対し、オランド大統領は「G7で、テロに対する国際社会の強い連帯の必要性を発信し、行動計画を取りまとめることを歓迎したい」と応じ、テロ対策に関する行動計画を発表することを確認しました。
また、安倍総理大臣は、世界経済の持続的な成長に向け、機動的な財政出動も辞さないという強いメッセージを出したいという考えを示すとともに、為替の安定も重要であり、急激な変動は好ましくないという認識を示しました。
これに対し、オランド大統領は「財政的柔軟性をもって需要を増やす政策は極めて重要だ。また、為替の安定も重要だ」と述べ、両首脳は、世界経済の安定に向けて財政出動を含む強いメッセージを打ち出す必要があるという認識で一致しました。
さらに両首脳は、サミットでウクライナやシリア情勢に加え東シナ海南シナ海の状況などを巡っても議論することを確認しました。
このあと両首脳はそろって共同の記者発表に臨み、安倍総理大臣は「昨年のパリ同時テロ事件の犠牲者の方々に哀悼の意を表する。卑劣なテロはいかなる理由があっても断じて許されない。G7としてテロ、暴力的過激主義対策にリーダーシップを発揮し、サミットで行動計画を発表する」と述べました。
また、オランド大統領は「安全保障、テロ対策について行動計画がサミットで披露される。われわれはシリア、ウクライナ北朝鮮などで視点を共有している」と述べました。
フランスでの一連の日程を終えた安倍総理大臣は3日午後、次の訪問国、ベルギーに向かうことにしています。