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今月のG7サミット・主要7か国の首脳会議「伊勢志摩サミット」の事前調整のためヨーロッパを歴訪中の安倍総理大臣は、日本時間の5日午前1時前からドイツの首都ベルリン近郊にある迎賓館・メーゼベルク城で、メルケル首相と会談しました。日本の総理大臣がメーゼベルク城に招かれるのは初めてです。
このなかで、安倍総理大臣は世界経済について、「危機に陥るリスクを回避し再活性化させるため、G7には、構造改革の加速化とあわせて機動的な財政出動が求められており、サミットで明確なメッセージを発出したい」と述べて、理解を求めました。
これに対し、メルケル首相はサミットで明確なメッセージを打ち出すことに賛同する考えを示す一方、「世界経済の成長には、投資、構造改革、金融政策が重要だ。大勢の難民たちの受け入れでドイツの内需は喚起されており、世界経済にもよい影響を与えるのではないか」と述べるにとどめました。
この後、両首脳はそろって記者会見に臨みました。このなかで、安倍総理大臣は機動的な財政出動について、「メルケル首相とは、引き続き伊勢志摩サミットで議論を行っていくことで一致した。G7の首脳の間で議論し、世界経済の持続的な成長に明確なメッセージを発信したい」と述べました。
メルケル首相は「私たちは、財政の安定と構造改革などを通じて、世界経済を確固としたものにしていきたい。日本でも話し合いを続けていくつもりだ」と述べました。


一方、為替市場の動向について安倍総理大臣は「足元の為替市場では急激で投機的な動きが見られている」と指摘したうえで、為替市場の安定が重要だという認識を示しました。
メルケル首相は、通貨安競争に批判的な認識を示したうえで、市場の安定が重要だとする安倍総理大臣の認識を支持する考えを示しました。


また、メルケル首相は、記者団が、伊勢志摩サミットにあわせて広島を訪れる可能性を質問したのに対し、現時点で予定していないことを明らかにしました。

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