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アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びはトランプ氏が共和党の指名を獲得することが確実となりましたが、党主流派の有力政治家がトランプ氏が正式な候補として指名される予定の7月の党大会には欠席すると相次いで表明するなど、対立が深刻化しています。
こうしたなか、党大会の議長役をつとめる共和党のライアン下院議長は6日、声明を発表し、「党を結束させる必要がある」として来週12日にトランプ氏を議会に招き、議会下院の有力な議員や党全国委員会のプリーバス委員長らと共に会談を行うことを明らかにしました。
ライアン氏は今回の会談で、共和党の基本的な原則や、11月の本選挙に向けて有権者の支持をどのようにして得るかなどを議論するとしており、トランプ氏と党主流派が関係修復を図り党が結束できるか注目されます。

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アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びで、共和党から立候補していた前の大統領の弟、ジェブ・ブッシュフロリダ州知事は6日、声明を発表し、「トランプ氏は保守の思想を持っているとは言えず支持できない」として、11月の本選挙ではトランプ氏には投票しないと表明しました。
これまで、ブッシュ氏はトランプ氏が正式な候補に指名される予定の7月の党大会には出席しない意向は示していましたが、今回、不支持だとする立場を鮮明にしました。
また、同じく共和党の候補者選びに立候補していたグラム上院議員も6日、トランプ氏の不支持を表明し、党内でトランプ氏と主流派との亀裂が一層深まっています。
こうした動きに対して、トランプ氏は6日に行った演説でブッシュ氏やグラム氏らを批判したうえで、「多くの議員や有権者は私を支持している」と強気の姿勢を示しました。
一方、共和党内では双方の関係を修復して本選挙に臨むべきだという声も出始めており、来週12日には党主流派のライアン下院議長などがトランプ氏と会談することになっています。

#米大統領選 #トランプ