フランス語の文章の何気なさそうな動詞の翻訳が、どうしても難しい場合がままある。辞書を引いても訳語がうまく出てこない。特に抽象的な文章における動詞にそれが多い。意味されている動作(運動、関係)はわかるのだが、それでは日本語にならないようなこと。
— Hemmi Tatsuo (@camomille0206) 2016年5月7日
こういう場合、うんうん唸りながらぴったりくる訳語を考えねばならない。ゼロから始めねばならぬこともあるが、学問体系としてすでに術語が構造化されてる場合は日本語文献にあたって探す。その結果、原文の動詞一つの適切な訳語を求めて、原文とは直接関係ない日本語の本を何冊も読むはめになる。
— Hemmi Tatsuo (@camomille0206) 2016年5月7日
朝からそんなはめになった。"tendre vers"という仏語動詞の訳語。「〜向かってゆく、赴く、近づく」という意味がある。転じて抽象的な事態として「目指す」さらに「〜の傾向がある」。これらは造作もない。しかし「近代法が法規範に」tendre versとなると、にわかに難しい。
— Hemmi Tatsuo (@camomille0206) 2016年5月7日
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160507#1462618036
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160505#1462444842