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アメリカ国防総省は13日、中国の軍事動向を分析した年次報告書を公表しました。
報告書では、中国は東シナ海南シナ海で島々などの領有権の主張を強め、南沙(スプラトリー)諸島では人工島の面積を13平方キロメートルに拡大させて整備を進めており、南シナ海での軍事的な存在感を飛躍的に高めることができるようになると指摘しました。
そして、軍事的な衝突を引き起こすことがないよう計算する一方で、その手前までは強硬に出る戦術を取っているとしたうえで、「中国はさらなる緊張の激化もいとわない意思をはっきり示している」として、今後さらに緊張を高める行動に出る可能性があると指摘しました。
さらに、去年の軍事関係費は全体でおよそ20兆円に上るとしたうえで、中国は、将来、軍事的な危機や衝突が起きた場合にアメリカ軍の介入を抑え込む能力の向上に力を入れているとして、強い警戒感を示しています。
年次報告書を公表した国防総省デンマーク国防次官補代理は、「われわれはアメリカや同盟国を守っていくため、アメリカ軍の能力を維持するのに必要な投資を続ける」と話しています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160510#1462876743
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160508#1462704440
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160507#1462618041
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160506#1462531134
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160503#1462271880