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習近平指導部の発足後、中国共産党の最高指導部として初めて、香港を訪れている全人代全国人民代表大会張徳江委員長は17日、香港政府の本部を訪れ、トップの行政長官をはじめ高官たちと会談しました。
この中で、張委員長は「経済発展や市民生活の改善に重点を置き、努力を重ねて欲しい。香港の将来は明るく、1国2制度は必ず成功すると考えている」と述べ、香港に高度な自治を認めた1国2制度を堅持する姿勢を強調しました。しかし、香港では去年、中国共産党に批判的な本を取り扱う書店の関係者が香港から連行されたと疑われる事案が起きたことなどを受け、言論の自由が尊重されていないとして1国2制度に不信感が広がっています。
香港大学による最新の世論調査では「1国2制度を信用する」と答えた市民の割合は42%と、中国への返還以降、最低水準にまで落ち込んでいます。今回の訪問に合わせて、民主派勢力は17日夜、街頭で「張徳江は香港から出て行け」と抗議デモを行い、警察と小競り合いになる場面も見られました。