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ロシアのプーチン大統領は、20日、南部のソチで行われた記者会見で、今月6日の安倍総理大臣との首脳会談を受けて、国営テレビの記者が、北方領土の島々を、ロシアが高く売りつけようとしているとする見方について質問したのに対し、「高く売りつけたりはしない。何も売ったりはしない」と述べて否定しました。
そのうえで、「領土問題を議論して平和条約を締結することを含め日本と対話する用意がある」と述べ、北方領土を巡る交渉を続けていく姿勢を改めて示しました。
一方でプーチン大統領は、「経済や人的交流、スポーツ、平和条約とすべての方向で議論するが、1つのテーマに、ほかのものを結びつけることはしない」とも述べ、領土問題とそのほかの課題を切り離して交渉する考えを強調しました。
先の日ロ首脳会談を巡っては、ロシア大統領府の高官も、今月17日、日本側が示した極東地域の開発など8項目の経済協力プランについて、「平和条約の交渉とはひとくくりにできない」と述べており、経済協力を掲げる日本側のペースで交渉が進むことがないようけん制したものとみられます。