https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

アメリカのオバマ大統領は、2年4か月ぶりにダライ・ラマ14世をホワイトハウスに招いて会談し、チベットの状況について意見を交わしました。ホワイトハウスによりますと、会談でオバマ大統領は、中国でチベットの宗教や言語それに人権が保護されるように支持すると表明したうえで、ダライ・ラマ14世側と中国政府との間で、緊張を和らげ立場の違いを解決するため、意義のある直接対話が実現することに期待を示したということです。
この会談を巡っては、中国外務省が「チベットの独立を目指す勢力に誤ったメッセージを送ることになる」などとして、北京にあるアメリカ大使館に抗議していましたが、ホワイトハウスのアーネスト報道官は記者会見で、あくまでも私的な会談だとしたうえで、「アメリカのチベット政策に変更はなく、アメリカはチベットを中国の一部と考え、独立も支持しない」と強調しました。
一方、ダライ・ラマ14世は会談のあと、ワシントンで講演し、対話の必要性を強調しましたが、中国政府との対話は2010年以降途絶えていて、中国政府による抑圧的な政策が続いているとしています。