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イラクでは、過激派組織ISが支配する中部要衝の都市ファルージャの奪還に向けて、先月下旬からイラク政府の治安部隊が大規模な軍事作戦に乗り出し、市街地で戦闘が続いています。
作戦を指揮するイラク政府軍の司令官は17日、治安部隊がファルージャ中心部にある行政庁舎や議会などが集まる地区を完全に制圧したと発表しました。ISはこの地区に拠点を置き、住民の支配や攻撃の指揮を行ってきたということで、イラク国営テレビは、治安部隊が国旗を掲げて建物を取り返したことを示す様子を伝えています。
ファルージャは、ISの前身の組織がおととし1月に、宗派間の対立につけ込む形で支配を始めた都市で、首都バグダッドまで50キロと近いことから、イラク政府にとって、IS直接の脅威を取り除くことが急務になっています。
ただ、今後、ISが住民に紛れて攻撃を仕掛けてくるおそれもあるため、イラク政府の治安部隊は慎重に軍事作戦を進め、残る地域の奪還を急ぐことにしています。