https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

トルコでのクーデター未遂を受けて、ロシア大統領府は、17日、プーチン大統領エルドアン大統領に電話をかけ、「憲法に反する行為と暴力は全く許し難い」として、クーデターを非難するロシアの立場を伝えたことを明らかにしました。


さらに、プーチン大統領は、クーデター未遂で犠牲になった市民や警察官に哀悼の意を示すとともに、トルコに滞在するロシア人旅行者の安全を確保するよう協力を求めたとしています。また、両首脳は、すでに合意している直接会談を近く行うことも確認したとしています。


ロシアとトルコは、去年11月のロシア軍機の撃墜を巡って対立を深めましたが、トルコ側の謝罪を受けて、両首脳は、先月、電話会談で関係を修復することで一致していて、クーデター未遂が起きても両国の立場に変わりがないことを確認したとみられます。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160717#1468752332
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160705#1467715607
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160630#1467282880

トルコ大統領 「ギュレン教団」支持者を一掃する決意 | NHKニュース

トルコでのクーデター未遂を巡っては17日、トルコ軍が鎮圧作戦を完了したと発表しましたが、その後もイスタンブールで警察が関係者の身柄を拘束する際に抵抗にあい、周辺の道路が封鎖されるなど混乱は完全には収まっていません。


捜査当局は、エルドアン政権と対立するイスラム組織の「ギュレン教団」の支持者が軍や政府機関の内部からクーデターを試みたとみており、前の空軍司令官や大統領の軍事補佐官など軍で高い地位にある幹部のほか、裁判官や検察官の身柄を次々に拘束しています。


エルドアン大統領は17日、イスタンブールで行われた鎮圧作戦の犠牲者の葬儀で演説し、「政府のあらゆるレベルでウイルスの浄化作戦を続ける」として、「ギュレン教団」の支持者を一掃する決意を強調しました。そのうえで、国民に対し、引き続き町に出て今回のクーデターの試みへの抗議デモを続けるよう呼びかけました。


エルドアン大統領は、アメリカに住んでいる「ギュレン教団」の指導者の引き渡しを求めることにしており、クーデターの鎮圧に沸く国内世論を背景に、対立勢力への攻勢を一層、強める構えです。

トルコの首都アンカラでは17日夜、今回のクーデター未遂に抗議する集会が開かれ、大勢の市民が国旗を振ってエルドアン大統領を支持する気持ちを表しました。


エルドアン大統領は17日にイスタンブールで行われた鎮圧作戦の犠牲者の葬儀であいさつし、クーデターへの試みに抗議する意思を示すため、あと1週間は広場に出続けようと呼びかけました。これを受けて首都アンカラでは17日夜、中心部の道路を通行止めにして集会が開かれ若者や家族連れなどが道路を埋め尽くしました。


集まった人たちは大音量で流れるオスマントルコ時代の音楽などに合わせてトルコ国旗を振ったり歓声を上げたりして大統領を支持する気持ちを表していました。参加した男性は「国家とそのリーダー、そして国の未来と民主主義を守るために来ました」と話ししていました。また、集会に参加した女性は「必要なら1か月でも毎日集会を開きます」と話していました。

トルコ政府は、今回のクーデター計画に、政権と激しく対立し、軍などの内部に支持者がいるイスラム組織の「ギュレン教団」が関与したとみていて、エルドアン大統領は16日に行った演説で、指導者のギュレン師が住むアメリカに引き渡しを求めました。


ギュレン師は、17日、アメリカ東部のペンシルベニア州の保養施設にある住まいでNHKなどの取材に応じ、「仮に強制送還になれば従うが、アメリカ政府がトルコ政府の言うことを信じるとは思わない」と述べて、トルコ政府の対応に反発を示しました。


施設を運営する財団によりますと、ギュレン師は心臓病などの治療でたびたびアメリカを訪れていましたが、政治の混乱や医師の助言を理由に1999年からこの施設で暮らしているということです。ギュレン師は、クーデター未遂が起きた15日には、事件を強く非難するとともにみずからの関与を否定する声明を出しています。