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アメリカのNBCテレビは15日、トルコ出身で、東部ペンシルベニア州に暮らすイスラム組織の指導者ギュレン師をトルコに引き渡すことをトランプ政権が検討していると伝えました。

ギュレン師は、トルコのエルドアン大統領の政敵で、トルコ政府はクーデター未遂事件の首謀者だとして引き渡しを求めてきました。

これについて17日、トランプ大統領は記者団からの質問に対し、「トルコのエルドアン大統領は私の友人だ。強く、タフで賢い男だ。われわれはできることは何でもする。ただ、引き渡しについては現時点ではない」と述べ、引き渡しに応じるつもりはないという考えを明らかにしました。

サウジアラビア総領事館でジャーナリストが殺害された事件をめぐって、トルコはサウジアラビアに真相の究明を迫るなど圧力を強めています。

それだけに、トランプ政権がギュレン師を取り引きの材料にして、トルコからサウジアラビアに対する圧力を弱めようとしているのではないかという見方も出て、対応が注目されていました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/20180716/1531738259(トルコ 軍のクーデター未遂2年「裏切り者をどこまでも追う」)

サウジアラビア人のジャーナリストが殺害された事件について、アメリカの複数のメディアは16日、「CIAはムハンマド皇太子が暗殺を指示したと結論づけた」と伝えました。

トランプ大統領は17日、CIAのハスペル長官やポンペイ国務長官らと電話で協議したあと、訪問先のカリフォルニア州で記者団に対し、ムハンマド皇太子の関与について「可能性はあるが結論を出すにはまだ早すぎる」などと述べ、最終的な結論ではないと明らかにしました。

そのうえで、20日までに事件の首謀者などについて詳しい報告書がまとまるという見通しを示しました。

これに先立って17日朝、トランプ大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「雇用や経済的な発展をわれわれにもたらしてくれるという点では、サウジアラビアは本当にすばらしい同盟国だ」と述べました。

トランプ大統領としては、経済面で結び付きの強いサウジアラビアとの決定的な対立は避けたい思惑もあり、議会とも協議しながら、対応を見極めるとみられます。

アメリ国務省のナウアート報道官は17日、「アメリカ政府が最終的な結論に至ったという報道は不正確だ」とする声明を発表しました。

そして、「われわれは、カショギ氏を殺害したすべての者に責任を取らせることを決意している」として、真相究明を続ける考えを強調しました。

これに対し、この情報を最初に報じたアメリカの有力紙ワシントン・ポストは電子版で、「CIAの判断を報じたが、アメリカ政府が結論に至ったとは報じていない」としていて、報道は正確だったと反論しています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/17/200240(「記者殺害はサウジ皇太子の命令」CIAが結論 米メディア)