一緒にお茶を飲んでいたサマースクールの友達が帰るといったとき、私はもうちょっと誰かと話していたい気分だったのである。それで、レストランの中に入って、「友達が帰っちゃったの。私も混ざっていい?」と、クラスメイトの女の子たちに尋ねた。
その中の一人の女の子が、「席がないから」と私に告げた。
こんな話もある。クラスメイトの女の子は、とても頭が良くて、まじめな子なのだけど、英語がうまくなくてさほど社交的でもない。
とても難しい授業を取っていた彼女は、同じ授業を取っているクラスメイトの男の子に、「この授業を取っている人たちで勉強会って作られているのかな。あったら入れてほしいな」と尋ねた。
男の子は「知らないなぁ」と繰り返すばかり。何度聞いても同じ答えが返ってきたそうだ。
学期が終わって、知らないどころかその男の子自身が、勉強会を主催していたことが明らかになる。
「英語ができないやつを入れると、勉強会に貢献してもらえないうえに、フリーライドさせることになるから」と、彼は言っていたらしい。