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クリントン氏 副大統領候補のケイン氏と集会に登場 | NHKニュース

民主党クリントン国務長官は23日、南部フロリダ州のマイアミで集会を開き、22日、副大統領候補に選んだケイン上院議員とそろって支持者の前に姿を現しました。
クリントン氏は「ケイン氏はトランプ氏やペンス氏と違い、仕事を成し遂げる能力のある私にぴったりのパートナーだ」と述べ、ケイン氏をたたえました。
そして、ケイン氏も「クリントン氏はトランプ氏と正反対で、他人を中傷せず話を聞くことができ、同盟国の悪口を言うこともない」と述べ、支持を呼びかけました。ケイン氏は時折、得意のスペイン語を交えて演説し、ヒスパニック系の支持者から大きな歓声を浴びていました。
クリントン氏としては知事や上院議員を務め、経験が豊富なケイン氏の起用で、ヒスパニック系の有権者、それに白人の男性や無党派層にも支持を広めたいとのねらいがあるものとみられます。
ただ、クリントン氏が苦戦を強いられたサンダース氏の支持者からは、ケイン氏はリベラル色が強くないとして懸念の声も上がっていて、今月25日から始まる民主党の党大会で、どこまで結束を図ることができるかが焦点となっています。

共和党のトランプ氏の陣営は23日、声明を発表し、「ケイン氏は今の不正に操作されたシステムの中で、私的に利益を得てきた人物だ。彼は議員をやっている間、何十万ドルという金を特権として供与されてきた。クリントン氏とケイン氏が今のワシントンを変えられると思うならば、それは全くの間違いだ」と述べ、クリントン氏とケイン氏の2人では今のワシントンの政治に変革はもたらせないと強調しました。
また、トランプ氏もみずからのツイッターで、「ケイン氏を選んだことに対し、サンダース上院議員の支持者は激怒するだろう。サンダース氏の姿勢と全く逆だからだ。ケイン氏はTPP=環太平洋パートナーシップ協定を称賛し、これを推進してきた人物だ。雇用を破壊しようとしている」と批判しました。

#米大統領選 #トランプ #ヒラリー #TPP