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4日間の日程で行われるが、全国委員会のワッサーマンシュルツ委員長が、候補者選びの過程でクリントン氏に肩入れしていた疑惑が浮上し突然辞任を表明するなど、波乱の開幕となった。

この疑惑は、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した民主党全国委員会のワッサーマンシュルツ委員長ら幹部のメールから浮上したものです。
それによりますと、委員長らは候補者選びでサンダース上院議員について、「民主党を理解しておらず、大統領にはなれない」などと批判していたということで、クリントン国務長官に肩入れしサンダース氏の躍進を阻もうとしていた疑いが持たれています。
これを受けて、全国委員会は25日、声明を発表し、「こうしたメールは候補者選びの間、中立であるべき全国委員会の立場を反映していない」として疑惑を事実上認め、「サンダース氏やその支持者に深く謝りたい」と謝罪しました。
この問題を巡って、ワッサーマンシュルツ委員長は辞意を表明し、25日に始まった民主党の党大会冒頭で開会を宣言する役割からも外れました。全国委員会としては混乱を早期に収拾したい考えですが、サンダース氏の支持者たちは反発を強めていて、党内の結束が揺らぐ事態となっています。

4日間の日程で行われる民主党の党大会は、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで25日午後(日本時間26日午前5時すぎに)始まりました。そして、選挙戦で事実上の公約となる党の政策綱領が採択されました。


政策綱領には、アジア太平洋地域やヨーロッパで日本を含む同盟国や友好国との関係を強化していくとしていて、アメリカ第一主義を掲げて同盟国との関係を見直す姿勢も示している共和党の大統領候補トランプ氏との違いが表れています。また、公立の大学の授業料免除に向けて党が結束して取り組むことや最低賃金の引き上げなどを盛り込んでいて、候補者選びでクリントン氏と最後まで争ったサンダース上院議員の主張が反映されています。


一方、貿易政策では、サンダース氏が主張した「TPP=環太平洋パートナーシップ協定への反対」は明記されず、クリントン氏の陣営が主張した「TPPを含めてすべての貿易協定は雇用創出などの基準を満たすべきだ」という文言が記されています。


党大会初日は、このあと、サンダース氏が演説し、候補者選びで予想外の支持を得られたことで民主党の政策綱領やクリントン氏の政策に一定の影響を及ぼすことができたと評価したうえで、共和党のトランプ氏の当選を阻止するためクリントン氏への支持を呼びかける予定です。民主党の党大会は、2日目に正式な党の大統領候補にクリントン氏を指名することにしています。

#TPP


連邦捜査局FBI)はDNCへのサイバー攻撃について捜査していると発表した。サイバー攻撃自体は6月時点で当局やサイバーセキュリティー専門家に知られていたが、民主党ヒラリー・クリントン国務長官を正式に大統領候補に選出する全国大会の開催直前に党内部の電子メールをリークするというタイミングに米政府当局者は注目している。


米政府の捜査に関わるある当局者は匿名を条件に、サイバー攻撃についてこれまでに集められた情報は「ロシアで計画が練られたことを合理的疑いの余地なく示している」と指摘。


メールをリークしたタイミングは「敵にダメージを与えるための典型的な諜報作戦のあらゆる特徴を表している」とした。一方、ロシアのプーチン政権がサイバー攻撃を指示したと確実に証明することは不可能かもしれない、とも述べた。


DNCから流出した電子メールは、内部告発サイト「ウィキリークス」が22日にリークした。この中にはクリントン氏の対立候補だったバーニー・サンダース上院議員の快進撃を食い止めようと画策するメールも含まれ、本来、中立な立場であるはずのDNCがクリントン氏に肩入れしていた事実が暴露された。


DNCのデビー・ワッサーマンシュルツ委員長は24日、この問題の責任を取る形で辞任を表明した。


米下院情報特別委員会のメンバーである民主党のアダム・シフ議員は、同委員会はDNCへのサイバー攻撃について説明を受けたとし、「外国にいる犯人は大統領選への影響を画策している可能性がある」と発言。今後はロシアあるいは他国との関連について情報を求めていくとした。


クリントン陣営の選挙運動責任者は24日、CNNに対し、専門家の話として、共和党の大統領候補に指名されたドナルド・トランプ氏を支援する目的でロシアのハッカーらによってDNCのメールが公表されたとの見方を示した。


一方、トランプ陣営はクリントン陣営の主張をばかげているとして退けた。

この問題はアメリカ大統領選挙に向けた民主党の候補者選びで中立の立場であるはずの党全国委員会の一部の幹部がクリントン国務長官に肩入れしサンダース上院議員の躍進を阻もうとしていた疑いがあることが、内部告発サイト「ウィキリークス」で暴露されたメールのやり取りで明らかになったものです。


この問題に関連してFBI連邦捜査局は25日、声明を発表し、民主党全国委員会の幹部らのメールシステムがサイバー攻撃を受けた疑いがあるとして捜査を始めたことを明らかにしました。民主党の関係者やアメリカ政府の当局者はメディアの取材に対し、ことし6月に民主党の全国委員会がサイバー攻撃を受けていて、民間のセキュリティ会社の調査ではロシアのハッカー集団が関与している疑いがあると話しています。


この問題ではサンダース氏の支持者が激しく反発し、委員長が当初予定されていた党大会の開会宣言をせず、辞意を表明する異例の事態となっています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160725#1469443521

#米大統領選#ヒラリー

バージニア州民主党の副大統領候補、ケイン上院議員の地元であることからトランプ氏は「ケイン氏がここでやってきた仕事はひどいものだ。クリントン氏は、バージニア州を重視して、副大統領候補に選んだのだろうが、われわれが勝ってみせる」と述べ、対決姿勢を示しました。また、クリントン氏が国務長官の在任中に、私用のメールアドレスを公務で使っていた問題について、「クリントン氏のメールは中国やロシアにハッキングされたに違いない。彼女は腐敗している」と述べ、クリントン氏を全面的に批判しました。また、民主党の全国委員会がサンダース上院議員の躍進を阻もうとしていた疑いが浮上して委員長が辞意を表明する事態になったことに関連し、「クリントン氏は、この不正の仕組みを知っていたはずだ。多くのサンダース氏の支持者は抗議デモを行っており、彼らは私たちに投票することになるだろう」と述べ、クリントン氏に反発するサンダース氏の支持者を取り込むことに意欲を示しました。

#米大統領選#トランプ

アメリカ大統領選挙に向けて、最新の世論調査の平均値で、共和党のトランプ氏の支持率が民主党クリントン国務長官を僅かに上回り、2人の争いが激しさを増しています。


アメリカ大統領選挙に向けて、政権奪還を目指す野党・共和党は先週18日から21日までの4日間、党大会を開き、トランプ氏が党の大統領候補として正式に指名されました。


アメリカの政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が25日出した最新の世論調査の平均値では、トランプ氏が44.3%、クリントン氏が44.1%とトランプ氏の支持率が2か月ぶりに僅かに上回りました。共和党の党大会前の今月17日に出された平均値と比べて、トランプ氏が3.7ポイント上昇したのに対し、クリントン氏は0.3ポイントの上昇とほぼ横ばいで、トランプ氏の支持率の伸びが逆転につながっています。


これについて、アメリカのCNNテレビは、党大会を通じてトランプ氏の好感度が僅かに改善した側面があったほか、クリントン氏を信用できないと答える人が7割近くに達しており、両者の支持率に影響していると分析しています。通常、党大会の直後にはその党の候補者の支持率が上昇する傾向があり、今後、トランプ氏が勢いを維持するのか、それとも党大会が始まったクリントン氏が盛り返すのか注目されます。