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ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けた民主・共和両党の候補者選びは、現地時間の26日夜(日本時間の27日午前)から東部の5つの州で予備選挙の開票が行われています。
アメリカABCテレビは、このうち共和党では、不動産王のトランプ氏が、ペンシルベニア州メリーランド州コネティカット州ロードアイランド州、それにデラウェア州の5州すべてで、クルーズ上院議員らを抑えて勝利を確実にしたと伝えました。これによってトランプ氏は指名獲得に必要な過半数の代議員1237人の確保に向けて一歩前進しました。トランプ氏は演説し、「すばらしい夜となった。私自身、指名が確実になったと思っている」と述べました。
またABCテレビは、民主党では、クリントン国務長官が、ペンシルベニア州メリーランド州コネティカット州、それにデラウェア州の4州で、サンダース上院議員ロードアイランド州で、それぞれ勝利を確実にしたと伝えました。これによってクリントン氏は指名獲得に必要な過半数の代議員2383人の確保に向けてさらに前進した形です。クリントン氏は支持者を前に演説し、「アメリカ国民を対立させる共和党の候補に打ち勝つため、われわれは一致団結しなければならない」と呼びかけました。

#米大統領選 #トランプ #ヒラリー

米候補者選び クリントン氏 指名獲得に大きく近づく | NHKニュース

ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けた民主・共和両党の候補者選びは、26日、東部の5つの州で予備選挙が行われ、民主党ではクリントン国務長官ペンシルベニア州メリーランド州コネティカット州、それにデラウェア州の4州で、サンダース上院議員ロードアイランド州で、それぞれ勝利しました。
アメリカABCテレビによりますと、これでクリントン氏の獲得した代議員の数は1622人となりました。また、ABCテレビは独自の取材に基づいて、予備選挙などの結果にかかわらず自由に投票する特別代議員のうち519人がクリントン氏を支持しているとしていて、これも合わせると、クリントン氏の代議員の数は2141人に上り、指名獲得に必要な過半数の2383人に大きく近づきました。
一方、共和党では、不動産王のトランプ氏が5つの州すべてで圧勝し、獲得した代議員の数が950人となり、指名獲得に必要な過半数の1237人の確保に向けて一歩前進しました。
ただ、共和党では、クルーズ上院議員オハイオ州のケーシック知事が、トランプ氏に対抗するため、来月以降に行われる3つの州の予備選挙で協力することで合意しています。このため共和党では、トランプ氏が過半数の代議員を確保するか、それとも確保できずに、7月に行われる党大会に決着が持ち込まれるかが焦点です。

東部の5つの州で予備選挙が行われた民主党の候補者選びについて、有力紙のニューヨーク・タイムズは「クリントン氏は、早ければ5月中旬に指名獲得を宣言できるだろう」として、クリントン氏が指名獲得に大きく近づいたと伝えました。そして、今回クリントン氏が4州で勝利したことで、「予想外に巧みで、資金が豊富な敵との数か月にわたる戦いの末、事実上の勝者であることを示し、11月の本選挙に焦点を絞る弾みを得た」として、今後、本選挙を見据えた選挙戦を展開するだろうと伝えました。
一方、共和党の候補者選びについては「トランプ氏の勝利は、ライバルたちに喫緊の新たな課題を突きつけた。7月の党大会にもつれ込む可能性が低くなった」として、トランプ氏が指名獲得に必要な過半数の代議員を確保する可能性が高くなったと伝えています。そして、「来月3日に行われる中西部インディアナ州予備選挙が、トランプ氏の指名獲得への道を止める最後の機会だ」と指摘したうえで、「トランプ氏を追いかけるクルーズ氏とケーシック氏による予備選挙での協力が効果を示すかどうかはまだ分からない」としています。
また、有力紙のワシントン・ポストは、民主党について「サンダース氏は大きく引き離され、指名獲得は不可能に近くなった」と伝えたほか、共和党については「トランプ氏の圧勝は、2番手のクルーズ氏にみっともない思いをさせ衰弱させるような一撃を与えた」と伝えています。

アメリカ大統領選挙の候補者選びで、野党・共和党は、トップを走るトランプ氏に対し、これを追いかけるクルーズ上院議員オハイオ州のケーシック知事が、来月以降に行われる予備選挙のうち3つの州で協力し、トランプ氏が指名獲得に必要な代議員の過半数、1237人を確保するのを阻止しようとしています。
具体的には、来月3日に行われる中西部インディアナ州予備選挙ではケーシック氏がクルーズ氏の支持に回り、来月17日の西部オレゴン州と6月7日のニューメキシコ州予備選挙ではクルーズ氏が支持者に対しケーシック氏への投票を呼びかけることにしています。これによって、クルーズ氏とケーシック氏は、トランプ氏が過半数を確保することを阻止し、最終的な候補者指名を7月に行われる共和党の全国党大会での決選投票に持ち込むことを狙っています。
ただ、アメリカメディアからは、政策的に相いれない2人の候補者が協力態勢を敷いても、それぞれの支持者の理解を得られないのではないかという懐疑的な見方も出ています。
また、ケーシック氏が、クルーズ氏の支持に回ることで合意したとされるインディアナ州での予備選挙について「私に投票したい有権者はそうするべきだ」と述べたことから、早くも協力態勢にほころびが出ているとも指摘されていて、2人の協力が狙いどおりの効果を挙げるのかは不透明な情勢です。