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米民主党全国委を狙った露ハッカー、ソロス氏の情報も不正入手か - Bloomberg

内部告発サイト「ウィキリークス」が7月22日に公開した2万通の電子メールで米民主党全国大会が混乱する数週間前、あまり知られていない別のサイトが北大西洋条約機構NATO欧州連合軍の前最高司令官のフィリップ・ブリードラブ氏や、資産家ジョージ・ソロス氏の慈善活動などに関する情報の暴露を開始していた。


  セキュリティー専門家によれば、「DCリークス・ドット・コム」というこのサイトには、米民主党全国委員会(DNC)を狙ったロシアの情報活動チームと同じ特徴が見られる。


  DCリークスの暴露で最も衝撃的だったものは、米空軍大将だったブリードラブ氏が個人のアカウントからの電子メールで、オバマ米政権の欧州安全保障への関心が不十分だと不満を漏らしていたことだ。その後、米ニュースサイト「ザ・インターセプト」がこの電子メールに関する記事を書き、一部ケーブルニュースに取り上げられたことから、米国と欧州同盟国の緊張が高まった。


  ブリードラブ氏は7月のCNNとのインタビューで、この電子メールは国家の支援を受けた情報活動の一環で流出したと説明。ブルームバーグが今週、コメントを求めたが返答はなかった。


  ソロス氏の慈善団体オープン・ソサエティー・ファウンデーションは今回のハッキングを米連邦捜査局FBI)に通報したと、広報担当ローラ・シルバー氏が明らかにした。同氏によれば、セキュリティー企業の調査で、システム侵入は取締役とスタッフ、パートナーが利用する内部ネットワークだけだったことが分かった。事情に詳しい関係者によると、ハッカーは多数の文書を盗み出したという。


  ロシア政府はDNCへのハッキングへの関与を否定しており、ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者はロシア政府が関与した「証拠は全くない」と述べている。


原題:Russian Hackers of DNC Said to Scoop Up Secrets From NATO, Soros(抜粋)