中国の王毅外相は、24日に東京で開かれる日中韓3か国の外相会議に出席するため、23日夕方に羽田空港に到着しました。
王外相は報道陣の取材にこたえ、岸田外務大臣との日中外相会談も調整中で、会談が行われた場合、東シナ海や南シナ海の問題も話し合うことになるという見通しを示しました。
そのうえで王外相は、沖縄県の尖閣諸島周辺の日本の領海で中国当局の船が侵入を繰り返すなど活動を活発化させていることについて、「東シナ海の問題で最近いろんな報道を見たが、半分は漁期であること、半分は大げさな騒ぎだ」と述べ、日本側の反応は大げさだと主張しました。そして、「双方がすでに合意した原則に従い、現在の情勢をしっかりとコントロールし、両国関係の改善のプロセスを推し進めるべきだ」と述べました。
一方、中国外務省の陸慷報道官は23日の記者会見で、「日本はこのところ、対中関係にマイナスになる動きばかりとっている。特に南シナ海の問題では、繰り返し大げさに騒ぎ立てている」と批判し、「王外相は日本側に対して中国の厳正な立場を表明する」とけん制しました。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160809#1470739108
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160809#1470739109
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160802#1470134062