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ロシア外務省はアジア太平洋地域を担当するモルグロフ次官が12日、モスクワに駐在する北朝鮮キム・ヒョンジュン大使を外務省に呼んで会談し、5回目の核実験について強い懸念伝えたことを明らかにしました。
会談でモルグロフ次官は「北朝鮮の行動は国連安全保障理事会の決議に違反し、朝鮮半島の緊張をさらに高める」として、再び核実験を行うなど緊張を高めるような行動を取らないよう求めました。
そのうえで、「問題の解決には交渉に戻る以外に道はない」として、日米韓にロシアと中国、それに北朝鮮を加えた6か国協議の再開を目指すべきだとする立場を改めて表明したということです。
同じ12日にロシアのラブロフ外相は、岸田外務大臣や中国の王毅外相とそれぞれ電話会談を行い、北朝鮮による核実験を非難するとともに、外交的な手段で解決を図ることが重要だと強調しています。