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ロシアの大統領特別代表として平和条約交渉を担当しているモルグロフ外務次官は国営のロシア通信のインタビューの中で、「大きな懸念の1つは日本とアメリカの同盟に基づく活動だ」と述べ、アメリカがINF=中距離核ミサイルの全廃条約の失効を受けてアジアに中距離ミサイルを配備する意向を示す中、日本が導入する新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」への懸念を改めて示しました。

そのうえで、「こうしたことが平和条約問題で双方受け入れ可能な解決策を見つけるための新たな障害になっている」と指摘しました。

一方、モルグロフ次官は「ことし行われた首脳会談の結果を受けて、両首脳からは項目に沿った対話を継続するよう指示されている」と述べ、北方領土をめぐる歴史認識の違いや安全保障上の課題などに争点が絞られる中、今後、実質的な交渉を進める用意があるとの考えを示しました。

#日露#領土問題

「新START」アメリカとロシアが保有する戦略核弾頭などの削減を定めた核軍縮条約で、再来年の2月に期限を迎えるものの、アメリカは中国も軍縮の枠組みに含める必要性を主張し延長に向けた協議は停滞しています。

これについてロシアのラブロフ外相は27日、国連総会で演説し、「核戦争は許さないと米ロの首脳で声明を出そうと提案したがアメリカ側の回答はなく、緊張が高まっている」と危機感を示しました。

そのうえで「核戦争に勝者はない」と述べ、アメリカに対して条約の延長に向けた協議に速やかに応じるよう求めました。

アメリカとロシアの核軍縮をめぐっては2本柱の一つだったINF=中距離核ミサイルの全廃条約が先月、失効し、「新START」は米ロに残された唯一の核軍縮の枠組みとなっています。

#米露

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