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豊洲市場 当時の担当局トップが詳細把握せず | NHKニュース

豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都が「専門家会議」から敷地全体に盛り土を行うよう提言を受けたにもかかわらず、独断で建物の地下には盛り土をせず空洞を設けたことがわかっています。
この工事の発注を承認した平成23年7月当時に、担当局のトップとなる市場長を務めた岡田至氏が20日、NHKの取材に応じ、「敷地全体の盛り土は対策工事の大前提で、盛り土をせずにあれほど大規模な地下空間を設けることは議論したことも指示したこともない」と述べました。
そのうえで取材に対し、工事を発注するための文書にみずから印を押して決裁したことを認めました。
文書は建物の地下に盛り土をしない内容になっていましたが、岡田元市場長は「当時、工事の内容は技術部門の管理職から報告を受けていたが、盛り土をしないという報告は記憶になく、専門家の提言どおり敷地全体に盛り土が行われるものと認識していた」と説明しています。
そのうえで、詳細を把握しないまま工事を承認したことについて「決裁したことは事実で、監督責任はある」と述べました。

東京都は豊洲市場の土壌汚染対策をめぐる問題で、小池知事の指示を受けて市場を担当する部署に、新たに3つの幹部ポストを設け、21日付けで異動させます。
新たに設けられるのは局長級の「中央卸売市場次長」と、部長級の事務系と技術系の担当部長で、広報を含む情報提供などの体制を強化することにしています。