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クルーズ氏、トランプ氏に投票へ 方針転換 - 共同通信 47NEWS

 米大統領選の共和党候補トランプ氏と予備選で激しく争ったクルーズ上院議員は23日、声明で「トランプ氏に投票する」と表明した。支持を拒んでいたが、トランプ氏とは意見の相違があるとしながらも、民主党クリントン候補を当選させるわけにはいかないのが方針転換の理由だと説明した。


 クルーズ氏は7月の共和党大会で演説した際、トランプ氏への支持を表明せずに党の亀裂を見せつけた格好となり、トランプ氏支持者らから激しいブーイングを浴びた。


 トランプ氏は「彼の支持はいらない」と発言していたが、23日は「光栄に思う」とクルーズ氏からの支持を歓迎した。

共和党クルーズ氏がトランプ氏の支持を表明 | NHKニュース

大統領選挙の共和党の候補者選びに立候補していたクルーズ上院議員は、23日、声明を発表し、トランプ氏を支持することを明らかにしました。


クルーズ氏は党の候補者選びでトランプ氏と激しく争った最大のライバルでしたが、選挙戦から撤退を表明したあとも支持を拒み続け、7月に行われた党大会の演説では「良心にしたがって投票してほしい」と発言し、トランプ氏への投票のボイコットを呼びかけたと受け止められていました。今回、クルーズ氏は声明で「トランプ氏とは依然として大きな相違点があるが、民主党クリントン候補は断じて受け入れられない」と説明しています。


アメリカのメディアによりますと、トランプ氏の副大統領候補のペンス知事が双方の間に入って、共和党内の保守層を支持基盤とするクルーズ氏に支持を働きかけていたということです。


支持表明を受け、トランプ氏は声明を発表し、「大変光栄だ。クルーズ氏とともにアメリカを再び偉大にする」と歓迎しました。大統領選挙の投票日まで50日をきり、民主党クリントン氏と激しく争う中、トランプ氏がクルーズ氏の支持を受けたことで、今後の選挙戦にどのような影響が出るのか注目されます。

#米大統領選#トランプ

焦点:ロシア懐疑派のクリントン氏、垣間見える「強硬姿勢」 | ロイター

ヒラリー・クリントン氏が2009年2月、新任国務長官としてロシア関係を議題とするホワイトハウスでの重要会議に初めて出席したとき、米ロ関係のリセットを目指すオバマ大統領の取り組みにおいて、主導的な役割を担いたいと主張した。


こうして1期目のオバマ政権を象徴するイニシアチブで主要担当者の座に就いたクリントン氏だが、米政府の現旧当局者によれば、プーチン大統領が新たな米ロ関係にどれだけ前向きかという点については、常に、他の政権幹部に比べて懐疑的だったという。


クリントン民主党候補が11月8日の大統領選挙で勝利を収めた場合、ロシアに対してどんな姿勢で臨むかを占うためには、こうした過去のスタンスが参考になる、と現旧の大統領補佐官はロイターに語る。


それでなくとも米ロ関係がポスト冷戦期で最悪の状態に陥っているなか、プーチン大統領を「力強い指導者」と称賛するドナルド・トランプ共和党候補や、現行のオバマ大統領と比べ、クリントン候補はロシアに対してより強硬な姿勢を取る可能性が高い、と現旧補佐官や経験豊富なロシア・ウォッチャーは指摘する。


ウクライナからシリア、そしてサイバースペースに至るまで地政学的な影響力を誇示するプーチン大統領にどう対応するかは、クリントン候補にとって最大の外交課題の1つだが、両者の個人的な反目がその課題をさらに厄介なものにしている。


かつて国務省クリントン候補の次席補佐官を務め、現在はクリントン陣営の上級顧問となっているジェイク・サリバン氏によれば、同候補はウクライナ政府軍に殺傷力のある兵器を供給し、シリアに飛行禁止空域もしくは安全地帯を創設することを検討しているという。いずれもオバマ大統領が却下したアイデアだ。


そのような動きは緊張をさらに高めるばかりか、米同盟国の一部からの抵抗を招くリスクさえある。それでも、プーチン大統領は「米大統領としてのクリントン氏、その力強さ、明快さ、予測可能性に敬意を払うだろう」とサリバン氏はロイターに語り、クリントン候補が対ロ関係をうまく維持していくとの見方を示した。


クリントン候補の現旧アドバイザーによれば、彼女はウクライナ問題をめぐる対ロ制裁の強化や、近隣諸国によるロシアへのエネルギー依存を弱める方策など、他の政策措置も検討する可能性があるという。


一方、ロシア側は警戒の目を注いでいる。


「大方の見方では、彼女はロシア政府にとって都合のいい候補ではない」と語るのは、ロシア外務省に近いシンクタンク、ロシア国際問題評議会のアンドレイ・コルトゥノフ所長。


「ロシアでは、クリントン候補の対ロ姿勢はオバマ大統領より厳しくなるだろうと考えている人が多い」


国務長官時代のクリントン候補は2009年3月、初めてロシアとの関係修復を試みたが、自らの力を示すよりも、むしろ外交上の手際の悪さを見せてしまう結果となった。


彼女はロシアのラブロフ外相に赤いボタンを渡した。そこには「リセット」という意味のロシア語(perezagruzka)が書かれているはずだったが、何の手違いか、そこに貼られていたロシア語(peregruzka)は「過負荷」という意味だったのである。


プーチン大統領クリントン氏に対する不満を高めていくのと同時に、同候補のロシア大統領に対する不信感も募っていった。


2013年初頭に国務省を離れるまでに、クリントン氏はオバマ大統領に対し、ロシアに対しもっと強硬な姿勢で臨むよう促す秘密書簡を少なくとも2回送っていたという。当時の大統領側近たちのあいだでは、「リセット」がうまく進んでいる確信がなかった、と元当局者らは語る。


クリントン氏が国務長官の座を辞した後、プーチン大統領率いるロシアは世界で自己主張を強めていった。ウクライナからクリミアを奪取し、シリア内戦にも軍事介入している。米当局者は、民主党のコンピューターに対するハッキングの裏にはロシア政府の存在があると見ているが、ロシア政府は否認している。


<勢い失う「リセット」>


オバマ政権下で行われた大方の国家安全保障政策と同様、米ロ関係を「リセット」する試みも、米大統領自身がホワイトハウスから指揮していた。これを支えていたのが、ロシア専門家マイケル・マクフォール氏を含む、2008年の大統領選以来の側近たちである。


「これがオバマ大統領主導だったことを否定すべきではない」とクリントン候補のもとで国務省の欧州担当アドバイザーを務めていたフィリップ・ゴードン氏は言う。「しかし一方でクリントン氏も、大統領からやれと言われ、渋々交渉テーブルについたわけではない。彼女自身も、それが理にかなっていると考えていた」


その後駐ロ大使に就任したマクフォール氏は、あるインタビューのなかで、2009年初頭に行われた対ロ関係をめぐるホワイトハウスでの最初の会議のときから、「当時われわれの一部が望んでいたような」方向で米ロ関係を変えていくことについて、クリントン氏は懐疑的だったと話している。他にも2人の当局者がこうした説明に同意している。


「リセット」の最初の成果は期待を持たせるものだった。


プーチン氏は大統領を辞任し(結局一時的に身を引いただけだったが)、より若い、改革志向のドミトリー・メドベージェフ氏が後任となった。


オバマ大統領とメドベージェフ氏は新たな戦略核兵器制限条約を締結し、核開発計画をめぐる対イラン制裁で協力し、米軍部隊・設備がロシアを経由してアフガニスタンに「増派」されることで合意した。


だが、わずか2年ほどで「リセット」は勢いを失ってしまった。2011年半ばには、プーチン氏が大統領の座に復帰することが確実になっていた。


<対立の10年間>


クリントン候補がプーチン氏に初めて会ったのは、2010年3月、モスクワ郊外の同氏の邸宅でのことだった。このときの会合の様子を知る2人の関係者によれば、クリントン候補はプーチン氏にイランに対する国連制裁の強化を支持するよう説得したという。


だがテレビカメラの前に立ったプーチン氏は、クリントン候補が見守るなか、米国の通商・経済政策に対する批判を口にした。


両者は10年近くにわたり、非難の応酬を続けている。クリントン候補は2008年の大統領選に向けたニューハンプシャー州での予備選で、諜報機関KGB出身のプーチン氏について「魂がない」と揶揄(やゆ)した。その7年前、ジョージ・W・ブッシュ元大統領が「プーチン氏の目を覗き込み、彼の魂を見た」とコメントしたことの焼き直しである。


プーチン氏はこう反撃した。「少なくとも、国家の元首には頭脳があるべきだ」


対ロシア政策の策定に関わっていた米当局者は、クリントン候補は言葉の選び方が下手なときがあり、ポスト冷戦期の地位低下に対するロシア国民の憤りや、プーチン大統領が長年にわたりうまく利用してきたナショナリズムに火をつけてしまっていると話している。


この当局者は「クリントン氏はプーチン氏の術中にはまっている」と言う。


クリントン候補の国務長官在任中、不和が最も深刻になったのは、2011年末だった。ロシアでは、国会議員選挙が不正投票疑惑のために台無しになったと抗議する群衆が各都市の街路を埋めていた。


クリントン氏は、ホワイトハウスも承認した声明のなかで、ロシアの国会議員選挙は「自由でも公正でもない」と評した。大統領職への復帰に向けて準備していたプーチン氏は、新たなロシア革命を煽動しようとしているとしてクリントン氏を非難した。


その後は、米ロ関係全般にわたって、クリントン候補とロシア指導部とのあいだですれ違いが続いた。


クリントン国務長官の対ロ姿勢は、オバマ大統領よりも常に少し強硬だった」とオバマ政権における初代駐ロ大使を務めたジョン・ベイル氏は話している。これが一因となって「責任の分担」が生じたと彼は指摘する。オバマ大統領がメドベージェフ氏と協力する一方で、クリントン氏はラブロフ、プーチン両氏と戦ったのである。


ロシア・ウォッチャーの中には、クリントン氏の実績は単純には評価できないという声もある。


「リセットは正しいアプローチだった」と評するのは、共和党ブッシュ政権において対ロシア政策アドバイザーを務めたトーマス・グラハム氏。彼はクリントン候補とオバマ大統領のチームの問題点として、「積極的にプーチン大統領に働きかけ、コミュニケーションの回路を開いておく」ための努力が足りなかったと指摘している。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151025#1445769497
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150823#1440326250
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150807#1438943769

#米大統領選#ヒラリー#reset#NATOexpansion