アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は24日、電子版の社説で、11月の大統領選挙について、「われわれは通常、争点ごとに候補者を比較するが今回は普通の選挙ではない」と指摘しました。
そして、「共和党のトランプ候補は実現不可能な約束をし、何ら具体策を示していない。アメリカの近代史において最悪の主要政党の候補者だ」と厳しく批判しました。
一方で、「民主党のクリントン候補は経験と実用的な考えを持ち合わせている。アメリカが直面する課題に立ち向かう能力がある」と評価し、支持すると表明しました。
アメリカでは、長年、大統領選挙で共和党の候補者を支持してきた南部テキサス州や中西部オハイオ州の地方紙を含めメディアの間でクリントン氏への支持を打ち出す動きが広がっています。
クリントン氏とトランプ氏が激しい攻防を繰り広げる中、26日には2人が初めて直接対決するテレビ討論会が開かれ、選挙戦は大きな山場を迎えます。
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