2016-09-26 ■ 哲学 哲学 IT革命が生み出した「見世物」社会――シノプティコンとは何か?|いま世界の哲学者が考えていること|ダイヤモンド・オンライン そもそも「監視社会」という言葉を哲学において鮮明に打ち出したのは、フランスの哲学者ミシェル・フーコーの『監獄の誕生─監視と処罰』(1974年)でした。フーコーはこの書で、イギリスの功利主義哲学者ジェレミー・ベンサムが考案した監獄「パノプティコン(一望監視施設)」にもとづいて、近代社会のあり方をパノプティコン社会と見なしたのです。