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国連 次期事務総長にグテーレス氏就任へ | NHKニュース

国連トップの事務総長をめぐっては、現職のパン・ギムン氏がことしいっぱいで2期10年の任期を終えることから、後任について安全保障理事会で非公開の投票を繰り返した結果、ポルトガルの元首相のグテーレス前国連難民高等弁務官が終始、最も多くの支持を集めました。
これを受けて安保理は6日午前(日本時間6日深夜)、非公開の会合を開き、次の事務総長にグテーレス氏を任命するよう国連総会に勧告する決議を全会一致で採択しました。
安保理の議長を務めるロシアのチュルキン国連大使は、終了後の記者会見で「候補者の中で最も有能な人物だ」と述べ、グテーレス氏への期待を示しました。
このあとチュルキン大使は国連総会のトムソン議長に勧告書を手渡し、グテーレス氏が近く国連総会での任命を受けて、来年1月、次の事務総長に就任することになりました。
今回の事務総長選挙には合わせて13人が立候補し、史上初めて女性や東ヨーロッパ地域出身の国連事務総長が誕生するのか注目されていましたが、実現しませんでした。

グテーレス前国連難民高等弁務官は6日、ポルトガルの首都リスボンで声明を発表し、「安全保障理事会が選考の透明性を保ちながら一致団結して決断したことに感謝したい」と述べて、安保理の対応を高く評価しました。そのうえでグテーレス氏は「世界は今、多くの問題に直面している。特に紛争やテロ、人権侵害、貧困などの犠牲者に対し、私たちは謙虚な姿勢で向き合わなければならない」と述べ、難民や国内避難民を含む社会的な弱者の支援に全力を注ぐ決意を示しました。