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シリア空爆 ロシアと欧米の対立で安保理は有効な手を打てず | NHKニュース

シリア北部のアレッポでは、停戦の崩壊後、アサド政権が反政府勢力に空爆など激しい攻撃を加え、市民を含めて犠牲者が増え続けているほか、人道物資の輸送が滞っています。
こうした中、国連の安全保障理事会に8日、フランスが主導し40か国以上が共同提案した、アレッポでの空爆を即時停止するよう求める決議案が提出されました。
フランスのエロー外相は、アサド政権の空爆戦争犯罪だと厳しく非難し、安保理に直ちに行動するよう訴えましたが、アサド政権を支援するロシアのチュルキン大使は、シリアの国家主権を守るべきだなどと反論しました。採決が行われた結果、決議案は常任理事国のロシアが反対し、否決されました。
また、ロシアも独自の対策を盛り込んだ別の決議案を提出していましたが、そちらは常任理事国アメリカ、イギリス、フランスが反対し、否決されました。
アレッポの状況が深刻さを増しているにもかかわらず、安保理はロシアと欧米との対立で有効な手を打てないでいます。