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皇居でベルギー国王夫妻の歓迎式典 | NHKニュース

10日来日したベルギーのフィリップ国王夫妻は午前9時半前、皇居宮殿に到着し、天皇皇后両陛下の出迎えを受けました。
ベルギーの王室は皇室と古くから親密な関係にあり、フィリップ国王が来日して両陛下と会うのも10回目で、両陛下は、国王夫妻と握手をしてにこやかにあいさつを交わされました。そして、天皇陛下が皇太子ご夫妻や安倍総理大臣を国王夫妻に紹介されました。


続いて宮殿の前庭で歓迎の式典が行われ、両国の国歌が演奏されたあと、フィリップ国王が陸上自衛隊の儀仗隊の栄誉礼を受け、整列した隊員を巡閲しました。
式典では、日本の小学生やベルギーの大使館員の家族らおよそ150人が、両国の小旗を振って国王夫妻を歓迎しました。このあと、宮殿の「竹の間」で両陛下と国王夫妻の会見が行われました。
皇居では11日夜、両陛下の主催で歓迎の晩さん会が開かれます。

皇室とベルギーの王室は、天皇陛下とベルギーの2代前の国王、ボードワン1世の交流を中心に古くから親密な関係にあります。


天皇陛下は昭和28年、19歳のときに昭和天皇の名代として、イギリスのエリザベス女王戴冠式(たいかんしき)に参列するため欧米14か国を歴訪し、当時ベルギーの国王だったボードワン1世と初めて会われました。年の近かった2人はすぐに親しくなり、その後、皇后さまとボードワン1世の妃(きさき)のファビオラ元王妃も加わって、家族ぐるみの親交を重ねられました。


平成2年の天皇陛下即位の礼では、ボードワン1世がヨーロッパの王室の慣例にとらわれず、国王みずからの参列を表明し、これをきっかけに多くの国から国王や大統領が参列することになりました。3年後の平成5年、ボードワン1世が亡くなると、天皇皇后両陛下はベルギーでの国葬に参列されました。海外の王室の葬儀に両陛下がそろって参列したのはこのときだけで、両陛下はベルギー側の希望で参列者の先頭を歩かれました。


おととし12月に、ファビオラ元王妃が亡くなったときには、皇后さまが国葬に参列されました。天皇陛下はベルギー王室との長きにわたる友情から、皇后さまの参列がいちばんふさわしいとの考えを示され、皇后さまも50年余りにわたる元王妃との深い友情を思い、葬儀に臨まれたということです。
現在の国王のフィリップ国王とも親密な関係が続いていて、両陛下が来日したフィリップ国王と会われるのも10回目になります。