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天皇陛下が即位を前に、親しい知人に、長い間あたためてこられたであろうアイディアを相談され、意見を求められたそうです。その内容とは、これから皇室が新時代を迎えるにあたり、ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)を有効活用することについてどう思うか、というものだったそうです。陛下のよき相談相手でいらっしゃる雅子さまも、共に真剣にご検討されていると聞いています」

これまで皇室や宮内庁は、公務やイベントを行ったり、新聞やテレビなどのメディアを通じる以外に、活動を国民に知らしめる術を持たず、もちろんSNSのアカウントも作らずにきた。

 そんな中での令和新時代の幕開け。SNSの導入は、「国民の中に入っていく皇室でありたい」とたびたび語られてきた陛下にとって、肝いりの宮中改革かもしれない。

 ヒントは遠くイギリスに。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが解説する。

「欧州では、国民との距離を縮めるために、SNSを利用する王室がほとんどです。“開かれた王室”を自認する英王室をはじめ、スペインやオランダ、スウェーデンデンマークノルウェー王室などで、さまざまなSNSが活用されています。

 英王室ではウイリアム王子が2013年、長男のジョージ王子が誕生した時にツイッターを使ってその誕生を国民に知らせ、若者の好評を得ました。海外の事情に明るい両陛下も、海外の王室の動きは、もちろんご存じでしょう」

 SNSには懸念の声もある。

「2011年、眞子さまが大学生の頃、所属するスキー部の合宿に参加された際のプライベート写真がSNSを通してネットに流出したことがありました」(皇室ジャーナリスト)

 英王室も、トラブルに巻き込まれたことがある。

「メーガン妃への誹謗中傷があまりにも増え、それを消すのに王室スタッフ側は多くの時間を費やしたそうです。3月には、王室のSNSに一般ユーザーがコメントする際のガイドラインが発表され、警察への通報も辞さない強気な姿勢が示されました」(前出・多賀さん)

フランスのマクロン大統領夫妻は、28日開幕するG20大阪サミットに出席するのを前に、27日正午、皇居・宮殿を訪れ、出迎えた両陛下は、大統領夫妻とフランス語であいさつを交わされました。

このあと、宮殿の「竹の間」で会見が行われ、天皇陛下は、去年9月、日本との友好160周年を迎えたフランスを訪れたことを念頭に、「昨年に続きお会いでき、うれしく思います」と述べられたということです。

マクロン大統領は、「今回、陛下にお招きいただき、お会いできて大変光栄です」とこたえたということです。

また、サミットについて、大統領が、気候変動や貿易問題が議論されると話すと、天皇陛下は、「気候変動はますます重要な問題となっています」と応じ、「今フランスは猛暑と伺っていますが」と話されたということです。

これに対し大統領は、「そのとおりで、今週は場合によっては40度まで気温が上がると言われています。これも気候変動の影響です。各国が力を合わせて取り組まなければならない極めて重要な課題であると思います」と述べたということです。

このあと両陛下は、皇族方とともに、大統領夫妻との昼食会に臨まれました。会見や昼食会は終始和やかな雰囲気で行われ、皇后さまは、通訳をほとんど介さずフランス語や英語でやり取りされたということです。

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出発に際して秋篠宮ご夫妻は、東京の赤坂御用地にある赤坂東邸で、伊達参議院議長や両国の駐日大使などから見送りのあいさつを受けられました。

そして羽田空港に移動し、午前11時半前、民間機で先に訪問するポーランドに向けて出発されました。

ポーランドフィンランドは、ことしで日本との国交樹立から100周年を迎えました。

訪問は10日間の日程で、ご夫妻は両国で大統領を表敬訪問するほか、国交樹立100周年の記念レセプションに出席され、秋篠宮さまが日本との友好関係の発展を願うおことばを述べられます。

またポーランドでは、記念植樹に臨むほか、両国でコンサートを鑑賞されます。

お二人は、現地の大学で日本語を学ぶ学生と交流するなどして国際親善に努め、来月6日に帰国されます。

秋篠宮さまがポーランドフィンランドを訪れるのは初めてで、皇位継承後の皇室で初めての外国公式訪問に臨まれることになります。

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