月例経済報告 景気判断を維持 マンション着工は減 | NHKニュース
今月の月例経済報告で政府は企業の『生産』について、新型スマートフォンの部品の生産が回復してきているなどとして「持ち直しの動きがみられる」と判断を引き上げました。また企業の『業況判断』も、円高の動きがいくぶん収まったことなどを背景に「おおむね横ばい」に引き上げました。
一方、『個人消費』は「総じてみれば底堅い動きとなっている」と先月までの判断を変えませんでしたが、『住宅建設』については、マンションの着工が減少しているため、「このところ横ばいとなっている」として判断を引き下げました。
ただ景気全体の基調に大きな変化はないとして、政府は「このところ弱さもみられるが緩やかな回復基調が続いている」という景気判断を維持しました。
一方、海外経済については、中国で持ち直しの動きが見られるとしていますが、アメリカの金融政策の行方などとともに、先行きには、なお留意が必要だと指摘しています。
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