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カプセルのイメージ払拭 ファーストキャビン急成長の秘密 | 日刊ゲンダイDIGITAL

 JR西日本がカプセルホテル事業に参入する。組むのはキャビン風のカプセルホテルを展開するファーストキャビンだ。来年1月に共同出資会社を設立する。売り上げ6億円の小さなホテル事業者となぜ提携したのか。JR西日本広報担当者は、「上質で、デザイン性も競争力があるファーストキャビンと組むことにした」と説明した。


 ファーストキャビンは国際的な建築家の大江匡氏が2008年に創業した。大江氏は、大手企業の社屋や工場、商業施設などの設計を手掛け、数々の建築賞を受賞している。宿泊施設のデザインの実績はあったが、ホテルの経営は初挑戦だった。


 建築家による飛行機のキャビン風のゆったりした客室は、狭くて陰気なカプセルホテルのイメージを払拭した。男性サラリーマンのみならず、女性や海外からの旅行客の利用も多い。

 ファーストキャビンの特徴は客室にとどまらない。来春には、全国8施設から、12施設に拡大する予定だが、その手法がユニークだ。


オフィスビルや商業ビルなどの空き床にキャビンユニットを並べるだけでホテルになります。短期間、低コストでビルをリノベーションでき、不動産の異業種展開として注目されています」(ファーストキャビン広報)


 駅や商業施設などの空きスペースを有効利用したいJR西日本と2022年に100施設まで拡大したいファーストキャビンの思惑がピッタリ一致したというわけだ。


「ファーストキャビンの4000〜7000円という価格帯は、カプセルホテルとしては高めですが、ビジネスホテルよりは安く、需要は大きい。増加するインバウンドは大きな市場で魅力ですが、ホテル業界が頭を抱えているのは“投資と反動”です。投資に時間とお金がかかることと、本当に需要が伸び続けるのかという懸念です。ファーストキャビンの方式では、短期間で開業できて、需要がシュリンクすれば、すぐ撤退できるのが強みです。JR西日本はいいパートナーを見つけましたね」(ホテル業界関係者)

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170105#1483612708
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170104#1483526855