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ドイツ西部のコブレンツでは21日、ヨーロッパ9か国から、既成の政治の在り方やEU=ヨーロッパ連合を批判する右派や極右政党の関係者や支持者、数百人が集まりました。


このうち、ことし大統領選挙を控えたフランスからは、極右政党「国民戦線」のルペン党首が、議会選挙が予定されているドイツからは右派政党「ドイツのための選択肢」のペトリ党首が、さらにオランダからは極右政党「自由党」のウィルダース党首が、そろって出席しました。


3人の党首は相次いでスピーチを行い、前日アメリカでトランプ新大統領が就任したことについて、「アメリカ国民がみずからの利益を守る政治を取り戻そうと決断した結果だ」などと歓迎しました。
そのうえでオランダの自由党ウィルダース党首は「きのうアメリカが生まれ変わった。次はヨーロッパだ」と述べ、このあと各国で行われる選挙での躍進に向けて、連携をアピールしました。


また、フランスの国民戦線のルペン党首は、ドイツのメルケル首相がシリアなどからの難民を積極的に受け入れてきたことについて、「難民や移民の受け入れは市民を危険にさらすものだ」と厳しく批判し、会場から大きな拍手を受けていました。

#リベラル


トランプ大統領は就任した翌日の21日、政府機関の中で最初に首都ワシントン近郊にあるCIA=中央情報局の本部を訪れ、職員を前に演説しました。


この中でトランプ大統領は「この仕事をできる人はわずかしかいない。私があなたたちを全面的に支援しているということを知っておいてもらいたい」と述べ、CIAを重視する姿勢を強調しました。


トランプ大統領は就任前、大統領選挙にロシアが干渉したとされるCIAなどの分析に懐疑的な見方を示したり、メディアへの情報の漏えいを疑ったりして、情報機関を軽視しているという批判が出ていました。演説の中でトランプ大統領は、メディアが自分と情報機関との間に争いがあるかのように報じたと主張したうえで、「彼らは地球上で最も不誠実なたぐいの人間だ」と非難し、批判の矛先をメディアに向けました。


トランプ大統領としては、就任後、真っ先にCIAを訪れることで、情報機関とのぎくしゃくした関係を修復する狙いがあると見られます。