トルコ大統領、集会禁止のドイツ批判 「ナチス時代と変わらない」 https://t.co/b9pMlTcUQg pic.twitter.com/6pJErbzQPi
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2017年3月6日
ドイツ当局は先週、国内で予定されていた2つの集会について安全上の懸念を理由に許可を取り消した。集会にはトルコ閣僚が出席し、大統領に行政の権限を集中させる憲法改正案の是非を問う4月16日の国民投票で、賛成票を投じるよう訴える予定だった。
ただ、トルコのゼイベクチ経済相は同日、ドイツのレバークーゼンとケルンで開かれた大規模イベントで演説した。ドイツは150万人のトルコ系住民を抱える。
エルドアン大統領はイスタンブールの集会で、「ドイツは民主主義と何の関連もない。今回の行いはナチス時代と変わらないことを知るべきだ」と批判。
ドイツの首相府と外務省はこれまでのところコメントしていないが、国内の政治家は強く反発。
マース独法務相は公共テレビARDで、エルドアン氏の発言は「ばかげており、恥ずべきもので、おかしい」と非難。ドイツを挑発する狙いがあるとした。
ただ、エルドアン氏の入国を禁止したり、トルコとの外交関係を断てば、トルコ政府はロシアのプーチン大統領の「懐に飛び込むことになり、これは誰も望まない」と警告した。