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シリアの内戦は、ロシア軍の支援を受けるアサド政権が去年12月に北部の主要都市アレッポを完全に制圧し、軍事的に優位に立っています。反政府勢力が拠点としてきた西部のホムス郊外のワエル地区も政権側が包囲していますが、反政府勢力とその家族合わせて1万人以上が退去することで先週、政権側と合意し、18日、バスでシリア北部にある反政府勢力の別の支配地域に向けて退去を始めました。


シリア国営通信は現地の知事の話として、赤新月社やロシアの憲兵などが問題が起きないよう退去に立ち会っていると伝えました。退去が完了するまでには数週間かかると見られています。


シリアの内戦をめぐっては先月、国連が仲介してアサド政権と反政府勢力の和平協議が再開されましたが、双方の立場の隔たりは大きく、議論は進んでいません。こうした中、軍事的に優位なアサド政権は各地で圧力を強め、着々と支配地域を広げています。

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