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北朝鮮は26日、国営メディアを通じて軍総参謀部報道官による「警告」とする発表を行いました。


この中で、アメリカ軍と韓国軍が今月1日から行っている合同軍事演習では、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を狙う訓練と、北朝鮮への先制攻撃を想定した訓練が行われているとして強く反発しました。


そのうえで、「われわれ式の先制攻撃でいかなる策動も踏みつぶす」と威嚇し、「訓練に投入された兵力がそのまま展開されているかぎり、事前警告なく、わが軍の攻撃が加えられることを肝に銘じるべきだ」として対決姿勢を強調しました。


26日は朝鮮半島西側の黄海で、韓国軍の哨戒艦が沈没し、韓国政府が北朝鮮の魚雷攻撃が原因と断定した事件から7年となる日で、北朝鮮としては26日の発表で、米韓両国をけん制する狙いがあると見られます。


一方、アメリカの研究グループは25日、北朝鮮北東部の核実験場を撮影した衛星写真の分析結果を発表しました。写真は24日に撮影されたもので、坑道付近に4、5台の車両のようなものが確認できるなどとして、断定は避けながらも「車両が、新たな核実験の準備と関係したものであれば、実験に使う装置の搬入の可能性もある」と指摘しています。