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林判事は66歳。定年退官した大橋正春判事の後任として、10日、新しい最高裁判事に任命されました。林判事は昭和49年に外務省に入り、国際法局長や内閣官房副長官補などを歴任し、平成23年から去年6月までイギリス大使を務めました。


林判事は、「これまで20年以上、海外勤務を経験してきたが、今回は新たな分野で大きな挑戦をすることになる。職務に過ちがないよう、国民のために誠心誠意尽くしたい」と抱負を述べました。また、共謀罪の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案について意見を聞かれると、「組織犯罪に対処する条約を結ぶための法案だと理解しているが、外務省にいた立場から言えば、テロは国際社会が直面する非常に大きな問題なので、条約を早く締結できればいいと思う」と述べました。一方で、「条約締結のための国内法がどうあるべきかについては、意見を申し上げることは控えたい」としてみずからの考えは明らかにしませんでした。