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宇賀判事は63歳。
19日、定年退官した岡部喜代子判事の後任として、20日、新しい最高裁判事に任命されました。

宇賀判事は行政法の研究者として、東京大学大学院法学政治学研究科の教授や、内閣府の公文書管理委員会の委員長などを務めました。

20日の就任会見で宇賀判事は「責任の重さに身が引き締まる思いです。一つ一つの事件に真摯に向き合い妥当な結論を導くことができるよう微力ながら全力を尽くしたい」と抱負を述べました。

そのうえで「研究者は真理の探究が使命であり、裁判官は適切な解決に導くことが使命だ。これまでの研究生活で培った知見は裁判の場でも生かしていけると思っている」と述べました。

15人いる最高裁の裁判官のうち女性は先月までこれまでで最も多い3人いましたが、先月と19日、女性2人が定年退官した代わりにいずれも男性が任命され、女性が1人となるのは平成22年以来になります。