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アフガニスタン北部、バルフ州で21日、政府軍の基地に侵入したタリバンの戦闘員10人と軍の兵士との間で激しい銃撃戦になりました。


アフガニスタン国防省によりますと、銃撃戦は5時間余りにわたって続き、タリバンの戦闘員は全員が殺害されるか拘束されましたが、死亡したり、けがをしたりした政府軍の兵士は100人を超えたということです。


戦闘員は政府軍の兵士の制服を着ていたということで、国防省は、銃撃戦の混乱の中で敵と味方を見分けることが難しく、大勢の死傷者を出す結果になったとしています。


アフガニスタンでは、3年前に国際部隊の大部分が撤退しましたが、代わりに治安を担うはずの軍や警察の訓練が不十分で、その隙を突くように、タリバンや過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織が活動を活発化させています。


現地では、治安を担う軍の基地で100人を超える死傷者が出た衝撃とともに、軍がタリバンを抑え込めず、治安が一向に改善しない現状に懸念が広がっています。