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アフガニスタンの治安情勢が悪化していることを受け、政府は先に現地の大使館職員イギリスの軍用機で退避させました。

しかし、外務省によりますと、国際機関の日本人職員、大使館で働くアフガニスタン人のスタッフやその家族などから退避の支援を求める声が相次いで寄せられているということです。

このため、政府は近く自衛隊を現地に派遣し、支援を求める日本人やアフガニスタン人を退避させるためのオペレーションを行う方向で調整を始めました。

自衛隊機の派遣に先立って現地の状況を把握するため、22日夜、外務省や防衛省の職員が現地に向かいました。

外務省関係者によりますと、退避の対象となるのは最大で500人を超えるということで、今後、空港への移動手段や一時的に退避させる国、日本に退避した場合の対応などを関係省庁も含めて検討するということです。

バイデン政権はアメリカ側に協力した通訳や迫害を受けるおそれがある女性や子どもなどのアフガニスタン人を首都カブールから退避させ、中東やヨーロッパのアメリカ軍基地にいったん収容しています。

しかしこれらの基地の収容能力が限界に近づいているため、現地からの輸送が滞るおそれも指摘されています。

これを受けてアメリカ国防総省は22日、有事の際に民間の航空機を動員できる制度の活用を指示したと発表しました。

動員されるのはユナイテッド航空アメリカン航空など6社の合わせて18機で、国防総省は民間機をそれぞれの基地からアメリカ国内などへの輸送に活用することで軍用機をカブールからの退避に集中的に使えるようになるとしています。

この制度が活用されるのは史上3回目で前回は2002年からよくとしにかけての、イラク戦争の開戦前後でした。

一方、有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、アフガニスタン人などの退避をめぐってバイデン政権が日本や韓国にあるアメリカ軍基地も一時的な収容先の候補として検討していると伝えています。

ロシアのプーチン大統領アフガニスタンから逃れる人たちをアメリカなどが中央アジア各国に押しつけようとしていると批判し、この中にテロリストが紛れ込む可能性もあるとしてロシアにとって脅威だと懸念を示しました。

ロシアのプーチン大統領は22日モスクワで開かれた会合で武装勢力タリバンが再び権力を掌握したアフガニスタン情勢に言及しました。

この中で、アフガニスタンから国外へ逃れる人たちについてアメリカなどがビザを発給するまでの間、旧ソビエト中央アジア各国に送ろうとしていると指摘しました。

そのうえで「彼らは難民を隣国へ送ることはできてもビザなしで自分たちのところには連れて行きたくないのだ。屈辱的なアプローチだ」と述べ、アメリカなどの対応を批判しました。

そして「難民を装った過激派をロシアで見たくはない」と述べ、難民の中にテロリストが紛れ込む可能性は排除できずロシアにとって直接的な脅威だと懸念を示しました。

アフガニスタン情勢の悪化を受け中央アジアでは自国への影響に対する懸念が高まっている一方で、アメリカとの関係も重視しているウズベキスタンの外務省はアフガニスタンから避難してきた2000人近くを20日までに受け入れたと発表するなど、対応をめぐって各国で温度差も見られます。

ロシアのプーチン大統領は22日、イスラム主義組織タリバンが掌握したアフガニスタンからの避難民をロシア周辺の中央アジア諸国に一時滞在させるという一部欧米諸国の計画に反対した。

タス通信によると、プーチン氏は与党指導者らに「西側自身が旅券(ビザ)なしでの受け入れを望んでいないのに、避難民をわれわれの隣国にビザなしで送ることができるということなのか」と述べ、問題解決のアプローチとしては屈辱的だという考えも示した。

また、「過激派が難民を装ってロシアに現れることを望んでいない」と懸念した。

ロイターは先に、米国に協力したアフガン人の一時滞在先を確保するため、同国が各国と秘密裏に交渉したと伝えた。

ロシアは旧ソ連中央アジア諸国にビザなし渡航を認めている。

一方、ロシア通信(RIA)によると、ラブロフ外相はタリバン指導者らがこれまでのところ、戦闘の中止や全ての人への恩赦、全土的な対話の必要性などについての約束を守っていると述べた。

また、ロシアがカルザイ元大統領と接触しているとも明かした。

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アフガニスタンでは、武装勢力タリバンが権力を掌握して以降、首都カブールの空港周辺に、国外に退避しようと多くの人たちが集まり混乱が続いています。

こうした中、23日朝、空港のゲートで起きた銃撃戦でアフガニスタン人1人が死亡し、各国が関係者を退避させる中、空港周辺の治安の確保が大きな課題となっています。

カブール空港の警備にあたっているドイツ軍によりますと、23日朝早く、空港の北側のゲートで銃撃戦があり、警備にあたっていたアフガニスタン人1人が死亡したほか、3人がけがをしたということです。

誰が攻撃を仕掛けたかなど詳しいことはわかっていませんが、銃撃戦にはドイツ軍のほか、アメリカ軍の兵士も加わり、応戦したということです。

武装勢力タリバンが権力を掌握した今月15日以降、カブール空港周辺には国外に退避しようと多くの人たちが集まり、混乱が続いています。

現地のアメリカ大使館は治安上の脅威があるとして、アメリカ人に空港に近づかないよう求めていて、各国が自国民や協力者などを退避させる中、空港周辺の治安の確保が大きな課題となっています。

一方、タリバンの報道官は23日、まだタリバンの支配が及んでいない北東部のパンジシール州に部隊を派遣したことを明らかにしました。

現地では、旧タリバン政権と対立した北部同盟の指導者だったマスード司令官の息子が中心となって、戦闘の準備を進めていて、緊張が高まりつつあります。

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